By: Zhao !
「Fireタブレット 8GB」が2015年夏に登場し、2017年6月に後継機となる「Fire 7」が発売予定ですが、今も未だこのタブレット端末のコストパフォーマンスを超える製品は現れていないように感じます。
私は発売当時もアマゾンプライム会員だったので安く買えたのですが、「4,980円で買えるタブレット端末なんて大したことないだろう」と思って買い控えしていたんですよね。昔、中国製の1万円くらいの端末で残念な思いをしたので(汗)
でも、アマゾンプライムがここまで便利で役立つサービスが多いとですね、「Fire7(Fireタブレット)」は持っていて損はない!むしろコスパ最強でお得すぎる!と本当に感じます。
ただ、何でもかんでも良いことばっかりな訳ではありません。ですので、1ユーザーとして使い倒してみて思ったことを徹底的に解説したいと思います!
結論:最高のコスパを誇るタブレット端末
下記のような用途であれば、「Fire 7(Fire タブレット)」は最高に素晴らしい端末だと思います。
- Kindleで読書
- プライムビデオを見る
- 手軽にタブレットを使って見たい
もちろん、もっと金額を出せばより良い端末は手に入ります。しかし、定価で8,980円、さらにプライム会員なら実質4,980円で手に入るこのタブレット端末は、コストパフォーマンスの高さでは日本で手に入るものの中でダントツだと思います。
標準でも「ブラウザ」「Twitter」などのアプリは入っていて、ストレスなく使えます。また、Amazonストアのアプリの品揃えは、Google Playと比較するとどうしても見劣りしてしまいますが、メジャーなアプリは揃っています。「Facebook」や「Evernote」、「パズドラ」や「白猫プロジェクト」もできますからね。
『Kindle読書』『プライムビデオ』という特定用途だけでなく、タブレット入門端末として「どういうものかな」という気持ちで手に入れてもいいものだと思います。
とは言え、良いところ・イマイチなところはそれぞれありますので、今回はこの辺を細かく”ユーザー目線で”書いていきたいと思います!
新型Fire 7 2017との違い
2017年6月7日にFireタブレットの後継機となる「Fire 7 2017」が発売されます(2017年5月17日から予約開始されました)
簡単に新型と旧型のスペックを比較しましたので、参考に掲載させてもらいます!!
Fire 7 2017 | (旧)Fireタブレット 2015年モデル | |
ディスプレイサイズ | 7インチ タッチスクリーン | 7インチ タッチスクリーン |
ディスプレイパネル | IPSディスプレイ | IPSディスプレイ |
ディスプレイ解像度 | 1024 x 600 (171ppi) | 1024 x 600 (171ppi) |
カラー | ブラック | ブラック |
サイズ | 192 x 115 x 9.6 mm | 191 x 115 x 10.6mm |
重量 | 295g | 313g |
CPU | クアッドコア 1.3GHz | クアッドコア 1.3GHz |
メモリ | 1GB RAM | 1GB RAM |
容量 | 8GB/16GB | 8GB/16GB |
バッテリー | 8時間 | 7時間 |
充電時間 | 同梱のUSB充電アダプタで6時間 | 同梱のUSB充電アダプタで6時間 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n (シングルアンテナ&デュアルバンド対応) | IEEE 802.11b/g/n (シングルアンテナ) |
入出力 | USB2.0 | USB2.0 |
スピーカー | モノラル | モノラル |
Dolby Atmos | – | – |
センサー | アクセロメータ | アクセロメータ |
microSDカード | 256GBまで対応 | 200GBまで対応 |
カメラ | VGAフロントカメラ 2メガピクセルHDリアカメラ | VGAフロントカメラ 2メガピクセルHDリアカメラ |
価格(定価) | 8GBモデル : 8,980円 16GBモデル : 10,980円 | 8GBモデル : 8,980円 16GBモデル : 10,980円 |
スペック比較した結果、以下が新型で改良/改善されたポイントになります。分かりやすいようにまとめさせてもらいます。
- 厚みが10.6mm → 9.6mmと約1割薄くなった
- 313g → 295gと18gの軽量化
- バッテリーの持ちが1時間長くなった
- 対応する無線LAN規格にIEEE802.11aが追加、デュアルバンド対応になった
- microSDカードが200GB → 256GBまで対応
私が購入に至った経緯
私は本の保管場所に困り始めてから、本を業者に裁断してもらって、Scansnapを使って自分でスキャンするという自炊生活を送っていたんです。ただ、途中からそれもしんどくなってきたので、紙の本を購入するのを躊躇するようになり、ちょこちょこKindleで本を読むようになりました。
いつもはAndroidタブレットを使っているのですが、Amazonプライム会員になってからというものの、『Kindleオーナー ライブラリー』の特典が得られないのはもったいないと思っていたんです。毎月1冊無料でKindle本が手に入るわけですからね。
そんな折に、『Fireタブレット8GB』が発売されることが決まって、しかも「プライム会員なら実質4,980円で手に入る!」と知って、買うことにしました。まあ、iPadもZenpadも持っているので購入にはちょっと悩みましたが・・・。
結果としては、期待を大幅に上回る良い製品でした。最近プライムビデオがリリースされたこともあったのも大きな要因ですね。
ファーストインプレッション(開封の儀)
以下、旧型となるFireタブレットをベースにした製品レビューとなります。
Fire 7とFireタブレットで大きく製品の仕様が異なる訳ではありませんので、充分参考にして頂けるかと思います。あらかじめご了承ください。
箱外観
Amazon製品おなじみの簡易なパッケージで届いたFireタブレット。箱を持ってみた感じは、思っていた以上にずっしりとしていました。
「ペリペリペリ」と開封しないといけないので、この箱に閉まっておこうとしてもちゃんと口が閉じないのが個人的には少し残念ですが(笑)
もしかしたら、「素晴らしい製品だから、再び箱の中に戻すことなんてないのさ」というAmazonの裏のメッセージが込められているのかもしれませんね。
内容物
入っているものは、よくあるタブレット端末やスマホと同じです。
- Fireタブレット 8GB本体
- 充電アダプタ
- USBケーブル
- 説明書
この辺は特筆すべき点はありません。ちょっと気になった点としては、液晶フィルムの保護シートが付いていないな~くらいでしょうか。
アカウント設定済み
電源を入れてから言語設定とWi-Fiの接続設定を行うと、アカウントの確認画面が表示されます。Fireタブレットからアマゾンの各サービスを利用するにはアマゾンのアカウントが必要ですが、手元に届いた商品には既に購入時のアカウントが設定されているので、メールアドレスやパスワードの入力などは必要ありません。
他の記事でも見かけましたが、「もし誤って他人が受け取ってしまったらどうするんだろう・・・」という勝手な心配をしてしまいました。日本人の感覚からするとちょっと不思議な仕様です。
基本的にFire端末はAmazon会員であることを前提に作られているので、その辺を徹底しているということでしょうか。
その他の設定
バックアップや同期させるためオプション設定が出て来ます。この辺が基本的には『ON』の状態で出てきますので、好みに応じて設定すればいいと思います。
Fireタブレットで購入したコンテンツや撮影した写真は、無料で容量無制限にクラウド保存が可能なようですので、紛失や故障が心配な方はバックアップ設定しておくと良さそうです。
「Fireタブレット」レビュー
外観
タブレット本体を取り出してマジマジと見てみると、本体のサイズに比べて画面サイズが小さいことが少し気になります。まあ約5千円で手に入るものなので仕方ないと思わないといけませんが、この辺はちょっと残念。
また、厚みも一般的なタブレット端末よりもあります(8~9mmくらい)。一昔前なら気にならないレベルなのですが、年々薄くなってくるスマホ事情からすると、厚みもちょっと気になります。Fireタブレットだけ持つ分には多分気にならないと思うのですが、スマホと交互に持つとちょっと気になっちゃいますね。
デザインは、正面から見たときの印象はNexus7に似ています。但し、Fireタブレットはソフトボタンが小さめなので、慣れないうちはちょっと戸惑うかもしれません。
性能(スペック)
OSは、Androidをベースに独自開発された『Fire OS5』が搭載されています。Androidベースとは言え、かなり機能制限が加えられているのでできることが少ないです。ホーム画面もないし、ウィジェットという概念もありません。
その反面、スペックに対して処理スピードがかなり速いです。Twitterアプリを立ち上げるときの速さは、iPadや他のAndroid端末よりも速いです。最適化された結果なのかもしれません。(ただ、重たいアプリだとその限りではないですが・・・)
Fire OS
『Fireタブレット 8GB』に搭載されているOSは、「Fire OS Bellini」というものになります。このOSはGoogleのAndroidOSをベースにAmazonが開発し独自のものになっています。『Fire タブレット 8GB』では最新の「Fire OS5」となります。
iPadやAndroidタブレットと比較すると、どういう点が異なるのか整理してみます。
- ホーム画面は一般的なタブレット端末とは全然違う(Androidのアプリ一覧画面の拡張といった感じ)
- iPadは「Apple Store」、Androidは「Google Play」であるように、Fireタブレットでは「Kindleストア」となる
- 端末に持たせるIDはAmazon IDが基本となるので、Amazonサービスの利用が簡単にできるようになっている
- Amazonサービス(アプリ)を快適に使えるための工夫がされている
iPadやAndroidユーザが異なるOSの端末を使うとちょっとした違和感を覚えると思いますが、「Fire OS」はより違いが明確に分かると思います。とは言え、慣れの問題というのもありますので、新たなタブレット端末向けのOSがどういうものか興味ある人にはたまらないと思います。
使用感
解像度は1024×600(171ppi)と最近のスマホ・タブレット端末と比べると心もとない性能ではありますが、思った以上に鮮明に文字や画像を読めます。IPS液晶であることと、描画処理の性能がよいのでしょうか。
画面サイズも7インチタブレットとしては少し小さめですが充分に使えます。公式では「先進的な偏光フィルター」ということもうたっており、確かに斜めから見ても充分綺麗に見えました。
Kindle本も読んでみましたが、まったくストレスなく読めました。活字も漫画も問題なく読めます。ページめくり、ダウンロード時間、Kindleの機能なども違和感なかったですね。
動画についてはプライム動画を見ましたが、こちらも視聴していて違和感ないレベルでした。満足できる画質です。
ただ、音質については人によっては気になるかもしれません。迫力を求めるような映画では、スピーカーが貧弱なのでちょっと音質が気になります。音質にこだわる方であれば、ヘッドフォンやイヤフォンが必須ですね。
質感と重さ
本体のガワはプラスチックなので、よくあるスマホやタブレット端末と比較すると少しおもちゃっぽく感じます。普通のKindleと同じですね。まあ値段が値段なので、ここに高級感を求めてはいけませんね。
プラスチックなので本体が軽量になっていてもよさそうなのですが、サイズの割にはちょっと重いです。『Fire HD 8』は8インチHDで311gなのに対して、『Fireタブレット8GB』は7インチディスプレイで313gなんです。使用している部品の差なんでしょう。
手元で見ると寝転がって使うのであれば違和感ないですが、スマホと同じ感覚で寝転がって見てると途中で疲れます(笑)とは言え、10インチタブレット端末よりは軽いので、この辺はどんな姿勢で使うかにもよって変わりますね。
SDカード
Micro SDカードに対応しているので、最大で128GBまで外部ストレージとして拡張することができるのは便利です。映画はサイズが大きいので、夜に家でダウンロードしておいて、通勤電車の中でオフラインで見るなんて使い方ができますのでこれは便利です。
他にも、音楽や写真、動画やゲームも保存することができます。そもそも端末には8GBしかストレージがないので、使い倒そうとするのであればSDカードはほぼ必須ですね。
また、2016年6月にリリースされたFireOS 5.1.4から、Kindle本の外部SDカードへの保存が対応になりました!この機能解除は非常に大きなメリットをもたらします。
このおかげで、サイズの大きなKindle本でも思う存分保存しておくことができるようになりました。
「Fireタブレット」のメリット
コスパの高いタブレット
まずは何より他に類を見ないコストパフォーマンスが高いタブレット端末ということですね。
- 7インチIPS液晶
- クアッドコアCPU
- 1GBメモリ
- 8GBストレージ
- 外部SDカード使用可能
メモリが1GBだったり、カメラが2Mピクセルだったりと性能的に劣る部分もありますが、プライム会員なら実質5千円で手に入るこのタブレット端末の安さはすごいです。
主な用途が「読書」「映画・ドラマ鑑賞」「SNS」「ブラウジング」と考えても充分お釣りが出るほど価値があります。
使う予定がなければ買う必要はありませんが(笑)、ちょっとでも迷うくらいならポチッた方がいいです。おもちゃでもこんなに高機能なものは手に入りませんからね。お子さまのゲーム用端末としても充分使えます。
キンドルオーナーライブラリ
私はこの「キンドルオーナーライブラリー」のメリットが、Fireタブレットを購入する上での一番大きなポイントでした。
私はもともとAmazonファミリーに入るためにAmazonプライム会員になったので詳しく知らなかったのですが、Kindleを普段使わない方はこの仕組みをよく知らない方は多いのではないでしょうか。
この仕組みは、Amazonプライム会員であれば1ヶ月に1冊「Kindleオーナーライブラリー」のリストから好きなKindle本を無料でゲットできるというものなんです。
豊富なラインナップ
私もはじめこの仕組みを知った時は、「どうせお試し版みたいなのとか、別冊本とか、ちょっとしたマンガとか、その程度のラインナップじゃないの?」と甘く見てたのですが、とんでもありません。新刊から名著含め、人気のKindle本が多数揃っています。
公式アナウンスでは、「ベストセラーやコミックを含む、2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書の対象タイトルの中からお好きな本を、一か月に1冊無料でお読みいただけます」となっています。和書だけで2万冊以上ってすごいですね。
キンドルオーナーライブラリーにはこういった評価が高いKindle本も多数揃っていますので、次の月が来るのが待ち遠しくなってしまうほどです。
過去の名著から最近の話題の本まで、かなり幅広く揃っています。
ただ1点注意が必要なのですが、Kindleオーナーライブラリで一度に利用できる本は1冊のみなので、とりあえずポチッて積み読しておくスタイルには向きません。別のKindle本を選んでしまうと、以前選んだものを読み直すにはまた別の月に選び直さないといけないという点には注意してください。
Amazonプライムビデオ
2015年9月から日本でもサービスが開始された『Amazonプライムビデオ』ですが、もともと私はプライム会員だったこともあってリリース当初から使っています。さすがにリリース当初は見られる映画やドラマも充実していなかったので、少し残念に思っていたのですが、日を追う毎に動画が追加されていてプライム会員のおまけサービスレベルではない本格的な機能になっています。
Fireタブレットでもプライムビデオは何の設定もなく見られるようになっているのですが、IPS液晶ということもあって視聴するのに充分綺麗な動画を見ることができます。最近のテレビやRetinaディスプレイなどに比べると画質は落ちますが、それでもFireタブレット片手に寝転がって見る分には問題ないレベルですね。
ローカルにダウンロードして見るのが最もストレスのない視聴スタイルですが、ストリーミングで見ても私の自宅Wi-Fi環境下ではサクサク再生されました。Amazonプライムビデオは端末にダウンロードすることができるので、夜や休日に自宅で複数ダウンロードしておいて、視聴は通勤・通学電車の中でという楽しみ方ができるのも大きなメリットですね。
現在プライムビデオで見られるものとしては、下記のような作品があります。映画やドラマ、オリジナル番組も続々と追加されていますので、他の月額動画サービスに入らなくても満足できる方も多いと思います。
「内村さま~ず」シーズン2
大人気テレビ番組が「SECOND」とちょっと名前を変えてアマゾンプライム独占配信になりました。
配信元が変遷したことで評価ポイントがかなり微妙になっているものの、内容自体は相変わらず面白いのでこれはオススメです。
フィアー・ザ・ウォーキング・デッド(字幕版)
大人気ドラマ「ザ・ウォーキング・デッド」もプライムビデオで見られますが、これは本編とは違う家族の視点で進むアナザーストーリーになります。
展開のスピード感も本編と異なり、新たな面白さのゾンビドラマが見られます。
勇者ヨシヒコ
山田孝之氏が主演のドラゴンクエストがモチーフになったドラマです。
劇場版もプライムビデオで見られます。他にも出演者が豪華だったり、パロディかなと思いきや意外と面白いストーリーと演出にハマります。ファンが多いですね。
ウサビッチ
かなりシュールなCGアニメ。刑務所に投獄されているウサギの2人が繰り広げるシュールで面白いやり取りが5分という短い時間で1話構成されています。
会話を基本しないアニメなのですが、それなのに意思疎通が伝わってきて面白いです。オススメ。
他にも人気作品がたくさん
人気のアニメ「弱虫ペダル」やドラマで話題の「孤独のグルメ」、過去人気となったドラマ「JIN -仁-」や「SPEC」など豊富にありますので、プライム会員ならついでに『Fire TV Stick』も買って毎日楽しめるほど充実しています。
Fireタブレットの注意点
一般的なタブレット端末とは思わない
Fireタブレットは一見すると普通のAndroidタブレットのように思えてしまうのですが、快適に使うとなると用途はある程度限定的と考えたほうがいいと思います。というのは、OSがAndroidではなく「Fire OS」だからです。
「Fire OS」はAndroidをベースに開発されたOSなので、使用感はAndroidのそれに近いものがあります。ただ、ホーム画面が独自だったりウィジェットが使えなかったり、Google Playストアが使えなかったり、Youtubeアプリが公式ではなかったりと異なる点が結構あります。
ゲームも『パズル&ドラゴンズ』や『白猫プロジェクト』などメジャーなタイトルは用意されていますが、Android向けにリリースされているものが全てAmazonストアにあるわけではありません。『LINE』やブラウザ『Chrome』もありませんからね。
性能はそこそこ
これは端末価格から考えると至極当然の部分ではあるのですが、全体的にスペックが低いです。数万円レベルのタブレット端末と比べるとこの辺が気になります。
- 7インチディスプレイではあるものの、解像度は1024×600と高くない。iPhoneやiPad Retinaディスプレイに慣れている方だと、精細さに違和感を感じるかもしれない
- 処理性能という点において、CPUが最大1.3GHzでメモリが1GBなので、重いアプリを使うとき少しストレスを感じる
- 内蔵ストレージ8GBなので、いっぱい保存したい人はSDカードを付けたほうがいい
- カメラは2メガピクセルと低解像度のため、写真を撮るのはメモ程度と思ったほうがいい
- スピーカーの音質は期待しないほうがいい(通常使いには問題なし)
ただ、実質約5千円(プライム会員価格)で買えるタブレット端末としてみると、非常にパフォーマンスが高いのに変わりはありません。
一般的なタブレット端末と比べるとスペックは低いけど、この価格帯のタブレット端末としてはダントツでスペックがいいと思ってください。
8GBモデルと16GBモデルの比較
2016年3月某日から「16GB」モデルの取り扱いが開始されました。特別なアナウンスはされていないので、厳密にいつから販売されたのかは不明です。
モデルが2種類あると、どちらを選択すればよいのか悩んでしまいますよね。まだFireタブレットを触ったことがない方であれば、尚更悩むと思います。
Amazon公式でこの「8GB」モデルと「16GB」モデルの差異を確認しましたが、スペックはどちらも同じで単純にストレージ容量の差しかありませんでした。
「8GB」モデルが定価8,980円、「16GB」モデルが定価10,980円なので価格差は2,000円になります。つまり、この2,000円を追加して8GB容量を増やすかどうかがポイントになるわけですね。
個人的な意見としては、2千円の差であればより容量のある「16GB」モデルをオススメしたいですね。初回購入時はクーポンを使って4,000円オフになるので、実質6,980円ですからね。これでも充分安いです。
その理由は2点1点のみ。
- Kindle本は外部SDカードに保存が
できないできるようになった! - ストレージ容量は全サイズを使えるわけではない
簡単に説明します。
Kindle本は外部SDカードに保存できないできる
Fireタブレットリリース当初から、Kindle本は内部ストレージにしか保存できない仕様でしたが、FireOS 5.1.4から外部SDカードへKindle本を保存することができるようになりました!
ということで、この部分は8GBモデルのデメリットではあったのですが、2016年6月以降は解消されています!
そのため、「Kindle本をたくさん入れておきたい」と言うニーズがある方であれば、断然「16GB」モデルを購入した方がいいです。
ストレージ容量は使えない領域もある
これは「Fireタブレット」だけの話ではなく、パソコンもスマホもタブレットもそうなのですが、「8GB」と書いてあるからと言って8GB全部自由に使える訳ではないんですよね。
こういった端末にはOSが搭載されていて、OSに標準で付いてくるソフト(アプリ)もあります。これらのファイルサイズも、端末の表記にあるストレージ容量内に含まれてしまいます。
「Fireタブレット 8GB/16GB」だと、ユーザーが自由に使える領域なこのようになっています。
- 8GBモデル : 約5GBがフリー
- 16GBモデル : 約11.6GBがフリー
Kindle本は文字がほとんどの「文庫本」であれば1冊につき1MBもいかない小さなサイズの本が多いです。雑誌でも、文字中心の本はそこまでサイズが大きくないです。
しかし、漫画であれば50MBを超える作品は多いし、カラー写真が多用されている雑誌であれば100MBを超えることもあります。そうすると、自由に使える領域はどんどん減ってしまいます。
Kindle本はSDカードを付ければそちらに保存できますが、アプリに関してはSDカードへ移動することができません。
ですので、Fireタブレットを最大限有効活用したい方は「16GB」モデルを買っておくことを私はおすすめします。
Fireタブレット(まとめ)
良い点・気になる点含めて紹介させてもらいましたが、どう感じられましたでしょうか。
私もレビューがない段階で購入するかどうかは非常に迷ったのですが、Kindleオーナーライブラリのメリットだけで充分にペイできる代物だと分かったので購入に至りました。実際には、そのメリット以上に価値のある製品だということを実感しています。
普段タブレットはAndroidを使うことが多かったのですが、最近寝る前は読書とプライムビデオ閲覧でFireタブレットを使う頻度が増えています。Amazonサービスとの融合性が高くて便利なので、今はFire HDが欲しくなっているほどです・・・(笑)
▼新型Fire 7
▼旧型Fireタブレット
【補足】KindleとKindle Fireタブレットの違い
通常のKindle端末は、一般的に呼ばれるタブレット端末と言うよりは『電子書籍専用リーダー』です。Kindle本を読むことに特化しているので、本を読むことに関連すること以外はできません。
ただ、Kindleは電子ペーパーなので、液晶のように目が疲れたりチカチカすることもありません。太陽光の下でも文字が読みやすい仕様になっていますので、外での読書にも向いていて、とても軽量なのでどんな態勢で使っていても疲れにくいです。
一方、Kindle Fire HDは「Fire OS」を搭載したタブレット端末です。今回ご紹介した『Fire タブレット 8GB』は、Kindleという冠が付いていません。これはあくまでエントリーモデルという位置付けだからかもしれません。こちらは一般的なタブレット端末と同じように、映画や読書、ゲームやSNSなどの使い方ができます。
Fire HD 8インチともなると価格は2万円になりますが、性能がかなり上がっています。使い勝手もFireタブレットに比べていいので、より快適な使い方を求めるのであれば、HD、HDXの購入を考えてもいいかもしれません。
一緒に購入しておくと後悔しないもの
使用していてちょっと気になってくるのが「傷」なんですよね。
私自身、色々とタブレットやスマホを複数持っているので充電のときなどで雑に扱ってしまうこともたまにあるんです(汗)
そうすると、やはり傷が付いてしまいます。機器同士や他のモノとぶつかって擦り傷や線状の傷が出来ていたりします。(私はうっかりやっちゃいました・・・涙)
そういうのを防ぐためにも、大切に使いたい方にはカバーや液晶保護フィルムも一緒に購入しておくことをオススメしておきます!Fireタブレットは強化ガラスで
また、先ほど挙げた「Amazonプライムビデオ」を外で楽しみたいと思っている方は、一緒にSDXCカードを買っておくこともオススメします!
ビデオはローカルに溜めておけますが、本体そのもののディスク容量は8GBしかありませんので、それをカバーするためにはこちらもあると便利です。クーポン分(or割引分)で買えちゃうのでよいのではないでしょうか。
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