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中級編
続いては中級編です。ここからは「おーっ、見たことはあるけど・・・ん?なんだろう?」と思うような漢字を選んでいます。
まだまだ読める漢字、多いでしょうか?
問題
- 樵
- 杮
- 鼾
- 屯
- 蟷螂
- 嬲る
- 屡々
- 湯湯婆
- 仙人掌
- 美人局
回答(解説と由来)
樵
読み きこりこれは読みの通り、「山林の木を切り出すこと」または「それを職業とする人」を意味します。
木からしたら、「きこり」が来たら焦るということを表すために、木偏に焦るとしたのでしょうね。
杮
読み こけらすいません、ひっかけ問題でした。^^;
「柿(かき)」に見えますが、微妙に違うのです。「杮落とし(こけらおとし)」としてよく使われる漢字になります
鼾
読み いびき読みの意味そのまんま「いびき」です。鼾が五月蠅い人と一緒の部屋になると、もう大変です。鼻を干してやりたくなります。
なぜ「干」なのかというと、「干声(かんせい)」つまり「大きな音」から来ています。
屯
読み たむろよくヤンチャな若者がコンビニの前で「たむろ」するって言いますよね。その「たむろ」が「屯」です。
仲間や同じ職業の人々などが寄り集まっていることを「屯」と言います。自衛隊の「駐屯地」とかで使いますね。
蟷螂
読み かまきりこちらは昆虫の「かまきり」です。「蜥蜴(とかげ)」にも少し似てますが、虫系は全般的に似てるんですよね。
ただ、これは読める人もそこそこいるかも?拳法に「蟷螂拳」というのがあるのですが、カマキリを模したものがあるんです。私はバーチャファイターで知りました(笑)
嬲る
読み なぶる「男+女+男」で「嬲る」となります。「からかってばかにする」とか「もてあそぶ・いじりまわす」などの意味があります。男が女性に付きまとう様子から来ていると考えられます。
逆に、「女+男+女」で「嫐る(なぶる)」もあります。逆バージョンですね。
屡々
読み しばしばよく使う日本語「しばしば」を漢字にするとこうなります。「同じ事が何度も重なって行われるさま」を表します。
意味合いのイメージと全然漢字が違いますね、屡々。
湯湯婆
読み ゆたんぽ「ゆゆばばあ」じゃないですからね(笑)あの足をあっためる「ゆたんぽ」です。
「婆」は「妻」や「母親」の意味があって、温かい体温を感じながら寝られるように代わりに抱いて寝ていたことから転じて、「湯湯婆」となったようです。
仙人掌
読み さぼてんトゲトゲした植物の「さぼてん」を「仙人掌」と書きます。なぜこんな漢字なのでしょう。
なんと、江戸時代にオランダ人がサボテンを石鹸代わりに使っていたらしく、「シャボンのような植物だ」から「シャボテン」と呼ばれ、最終的に「サボテン」となったようです。ちなみに漢字は当て字らしいです。
美人局
読み つつもたせ見たままで考えると、「美人な女子アナがいるテレビ局」なんて思っちゃうのですが、違います。悪い言葉です。
「夫婦が共謀し行う恐喝または詐欺行為」を「つつもたせ」と言います。あとは、これも詐欺なのですが、女性が男性を巧みに誘い、その後別の男(彼氏役とか)が現れて言いがかりを付けて金銭を脅す行為も「美人局」ですね。
まったく持って美人な行為ではありません。気を付けましょう。