2018年にリリースされる注目のゲームと目されながらも、いつになったらリリースされるんだと一部界隈で話題になっていたゲーム。
そんな「モーフィーズ・ロウ」が8月23日に遂にリリースされましたので、早速遊んでみました!
スプラトゥーン好きにはたまらない4人対4人のオンラインマルチ対戦TPSとなっていて、色々と粗削りながらその面白さに触れることができました!
「モーフィーズ・ロウ」とは?ゲーム性と特徴
発売元 : Cosmoscope
ジャンル : マルチ対戦TPS
販売方法 : ダウンロード版
価格 : 1,944円(税込み)
本作はNintendo SwitchとPCで配信となるマルチ対戦TPSゲームで、本記事執筆時点ではNintendo Switchでのみ遊べるタイトルとなっています。
「モーフィーズ」というロボットを操作して、自チーム4人・敵チーム4人でオンラインで銃などの武器を撃ち合いながらルールに応じた戦いを繰り広げていきます。
オンライン対戦だと基本的に1マッチが4分間なのですが、わりとサクサク遊べて操作も簡単なのでめちゃくちゃ面白いです!
4体4ではありますがSplatoonとは全く異なるゲーム性・ルールなので、非常に新鮮な気持ちでマルチ対戦TPSを楽しむことができます。
大っきくなったり小さくなったりする身体
モーフィーズは8つの独立したパーツに分かれていて、試合中に各部位が大きくなったり小さくなったりします。その条件は単純です。
敵の各部位を撃つとそこは小さくなり、同時に自分の同じ部位は大きくなる!
つまり、敵の頭を撃つと自分の頭が大きくなるし、敵の右腕を撃つと自分の右腕が大きくなります。
敵の足ばっかり撃ってると足だけ大きいモーフィーになったり、胴体だけ大きいモーフィーになったり、その身体のアンバランスさが滑稽で笑えてきます!
また、それぞれのパーツはただ大きくなったり小さくなったりするだけでなく、能力・パラメータに関係しています。
胴体が大きくなればライフやバリア持続時間が増えますし、腕が大きくなれば攻撃力やノックバックが強化、足が大きくなれば移動速度やジャンプ力が強化されたりと、バトルする上で有利になっていきます。
逆に撃たれすぎると身体は小さくなり、ライフがゼロになると死んでしまいます(死んでしまうとスタート地点でリスポーンされます)
ただ、マップ上には小さい身体でないと通れない道もあったりとただ不利になるだけじゃないのが面白いところですね。
実装されているモード
メインメニューでは6つ選べるようになっています。
- プレイ
- プロフィール
- ショップ
- ピニャータ
- チュートリアル
- 設定
メインとなるのはもちろん「プレイ」ですが、何気に「設定」できる内容にも注目です。
なんとこの価格でありながら、ニンテンドースイッチのモーションコントロールに対応しています!
Splatoonでモーションコントロールで普段遊んでいる人にとっては非常に馴染みやすい操作感だと思います(ただ、ちょっと動きに癖はありましたが)
ちなみに「プレイ」モードで選択できるメニューは6つ。
- ローカルマルチプレイ
- 対AIオフライン
- クイックマッチ
- ゲーム作成
- 対AIオンライン
- フレンドに合流
基本的には「クイックマッチ」で世界中のプレイヤーと対戦するのがメインとなりますが、「対AIオフライン」が実装されていることにも注目です。
「いきなりオンライン対戦は抵抗がある…」「ルールがイマイチわからない…」という初心者の方でも、オフラインでコンピュータ相手なら抵抗なく練習できるのではないでしょうか!
オンライン対戦前提のゲームだとこういうモードが少ないだけに、非常に優しい作りだと感じました。
3つの対戦ルール
リリース時点では、3つの対戦ルールが用意されています。
それぞれのルールについて簡単に説明していきます。
ルール①:モーフマッチ
アバターの大きさはチームメンバー全員の質量の合計で決まります。個々の質量が増減すると、チームのアバターの大きさも変わります。アバターの大きさで勝敗が決まります。
これが標準的なルールだと感じましたが、いわゆる撃ち合いが主となるルールになります。
敵をどんどん撃って倒して、自分の質量をどんどん大きくしていく単純明快なルールになっています。
最終的にチーム全体の質量の合計が多い方が勝ちとなります。高いところから撃つのが有利なので、お尻ジャンプの活用が必須です!
ルール②:ヘッドハント
アバターの頭がとれちゃいました!マップのどこかにある頭を見つけて自分のベースまで持ち帰りましょう。大きいほうが頭を運びやすくなります。
各チームに設置されている超巨大なモーフィー「アバター」の頭を、自陣にどちらが速く持ち帰ることができるかを競います。
頭は1つしかないので、いかに敵チームを排除しながら持ち帰れるかが鍵になります。チームの連携が求められます!
また、身体が小さい状態だと頭が重すぎて動きが鈍くなります。敵をたくさん撃って、自分の身体を大きくしておくことも勝敗の左右します。
ルール③:マスハイスト
シールドスイッチで敵のアバターのシールドを無効化したら、質量を奪え!奪った質量は起動中の供物台で自チームのアバターに提供しましょう。起動中の供物台は一定時間で変わります。
少し分かりにくいルールなのですが、まず敵のアバターシールドを無効化するスイッチがマップ上に現れます。そこに向かい、スイッチの上に乗った状態で敵チームのアバターを撃ちまくります。
そうするとアバターの質量を奪うことができますので、それをマップ上に1つある供物台に捧げます。
供物台は時間ごとに位置が変わりますし、移動中に死んでしまうと質量も失われてしまうので、スリリングな戦いが展開されます。
ランダム
ちなみにマッチ開始時点では最大8人が集まるのですが、4つある選択肢の中からどのルール&マップにするか投票することができます。
その中には「ランダム」という選択肢もあるので、身を任せる形でルールを決めてもらうこともできます。
4つのマップ
リリース時点では、4つのマップが用意されています。
それぞれのマップの特徴について簡単に説明していきます。
マップ①:ファンアントニオ
カラフルな街中にあるファンはモーフィーの大きさに応じて違った影響をおよぼします。進路を阻んでくるものもあれば、手を貸してくれるものもあります。また、ワナにも注意!
標準的ともいえる本作の基本マップです。カラフルな建物、中央にそびえ立つ塔、地味に引っかかるトラップなど散りばめられています。
扇風機のようなオブジェクトで一気に高く跳んだりできるのですが、跳んだ先がトゲトゲで即死したり、吹っ飛ばされて落ちて死んだりとなかなかあなどれません。
まずはこのマップで基本的なプレイ感覚を身に付けたいです。
マップ②:マズテック寺院
同心円状のアステカ遺跡での戦い。モーフィーが円の上で走ると円は回転し、新たな道が開けたり閉じたりします。
円状のマップ中心に大きな遺跡が鎮座しており、回転する床に囲まれています。
遺跡の下には地下通路があり、身体のサイズが小さい状態だと通れるようになっています。
マップ③:モーフィーサルーン
モーフィーの重みで建物が沈みます。モーフィーが大きいほど、沈むのも早くなるので注意!
メキシカンなテイスト溢れるマップとなっており、建物や一部床が上下に動きます。
モーフィーの重みに応じて動くようになっていて、うっかりすると建物に挟まれて死んでしまうこともあります。
開けている部分が多いので、距離を取った撃ち合いが多いですね。
マップ④:タンカータウン
2体のアバターが支えている石油タンカーの上で戦います。アバターの大きさが変わるとタンカーは傾き、マップ中央のオイルの場所が変わります。
石油タンカーが舞台となるマップなのですが、2体の巨大なアバターがこのタンカーを支えている独特なマップとなっています。
立体的なマップなのですが、高いところからの攻撃がやはり有利だと感じました。
アバターの大きさでマップの傾きが変わってくるので、なるべく自チームの質量を維持することが求められます。
勝敗判定時はアバターが
ちなみに各ルールに応じて勝敗判定が行われるのですが、その際にはそれぞれのチームのアバターが並び、勝った方のアバターが負けた方のアバターを殴って倒します!
負けた方のアバターはしょんぼりした雰囲気が表れていて、結構面白いです(笑)
やり込みに繋がるカスタマイズ要素
マルチ対戦ゲームの醍醐味とも言えますが、カスタマイズ要素も充実しています。
設定が可能な要素は以下の4つとなります。
- カスタマイズ
- スペック&プラグイン
- 装備
- アルティモーフ
モーフィー全身の見た目をカスタマイズすることが可能で、入手したパーツを組み合わせて自分なりのモーフィーを作ることができます。
セットになった見た目もありますし、顔パーツについては自由にカスタマイズすることが可能になっています。
めちゃくちゃ面白い顔した他プレイヤーも見かけたり、こだわり始めると止まらないと思います!
今や定番ともいえる「エモート」も設定できるのですが、各パーツやエモートは「ピニャータ」というアイテムを開封することでゲットできます。
いわゆるガチャみたいな感じですね。
レベルアップの時にピニャータをもらえたり、試合を重ねることで得られるゲーム内ポイントを使ってピニャータをゲットしたりできます。
武器のカスタマイズもできるのが、やっぱりシューティングゲームの醍醐味ですよね。
アンロックしていくのにはそこそこ時間が掛かるのですが、「基本」と「強化」を組み合わせてそれぞれの特徴を備えた武器を作ることができます。
最大4つまで武器を装備することができるのですが、アンロックするまではかなり時間が掛かりそうです💦
武器とは別に「プラグイン」と呼ばれる特殊スキルを身に付けることができます。
バリアを張るもの、腕を伸ばしてビヨーンと飛ぶもの、ライフを回復するものなど各パーツごとにプラグインが用意されています。
ただすぐに全てのプラグインを使うことはできないので、レベルアップに応じてプラグインが徐々にアンロックしていきます。
自分を倒した敵のアップ映像が面白い
敵に倒されると、自分を倒した敵の映像が流れるのですが、その顔が笑えるものからムカつくものまで色々あるんですよね。
「こいつおちょくってるやろ!!」とは思うものの、面白いんですよね(笑)
対戦相手を笑かしに掛かるのも、ある種このゲームの攻略法と言えるかもしれません!?
福笑いのように顔カスタマイズを試行錯誤するのも醍醐味ですね。
バグ・不具合はちょこちょこある
リリースされたばかりということもあってか、バグ・不具合がそこそこ見受けられます。
- リスポーン後に一時操作不能になる
- 海外勢ともマッチングするためラグが生じることもある
- フレームレートが安定しないことがある
- お尻ロケット時にガクガクする
- マッチ開始時に謎の爆音がする
ただ、ゲーム進行の上で重大なものは見当たらなかったですし、ちょっと気になる程度なので私はそんなに問題ないと感じました。
Hey Morphies,
We are aware of some issues with logging into the game, and players experiencing lag. We're investigating these as fast as we can and will keep you updated as we go.
We'll also be posting updates in #Discord: https://t.co/5ZXvzqnyJ8#MorphiesLaw
— Morphies Law @ #Gamescom2018 (@MorphiesLaw) 2018年8月20日
今後はサーバーを選べるようになったりバグを修正していくなど、公式からアップデートも発表されているので、この辺は徐々に改善されていくと思われます。
ちなみに今のところモーフィーの身体の色は赤と青しかないです。もっとカラフルになってほしいです!
今後の「モーフィーズ・ロウ」の盛り上がりに期待
某バトルロイヤルタイトルが基本無料ということで、どうしてもモーフィーズ・ロウのような有料タイトルは不利な面があるかもしれませんが、比較的価格も低めに設定されているので個人的にはおすすめです!
1試合が4分と短めなので、YouTubeなどでゲーム実況するにもちょうどいいタイトルだと思いますよ。見た目のグラフィックも特徴的で面白いですからね。
リリース直後ということもあり今はマッチングもスムーズですので、今後盛り上がっていくことを期待します!
任天堂公式サイト モーフィーズ・ロウ