事前情報は少なかったものの、メカバトル好きにとっては気になって仕方がなかったタイトル「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」が2019年4月18日に発売されました。
パッケージ版では「スーパーチャージエディション」のみ発売だったということもあり、今回はそちらを購入してプレイしてみました。
発売当日にプレイはしていたものの記事にまとめるのが遅くなってしまいましたが、せっかくなのでプレイして感じた感想・評価なんかを述べたいと思います。
ちなみに先に言っておくと、発売日前後はオンライン対戦もふつうに遊べましたが1ヵ月も経たずに過疎化が進んで全然マッチングしなくなっていますのであらかじめご注意ください(笑)
オーバーライド 巨大メカ大乱闘
発売元 : 3goo
ジャンル : アクションゲーム
PS Store: (平均4.5) 17+14件(2019/05/13 17:00時点)
Amazon : (3.2) 380件(2019/05/13 17:00時点)
もともと2018年12月にPC版Steamや海外PS4版として「Override: Mech City Brawl」という名前でリリースされていました。
半年弱遅れて日本PS4版として3gooから日本語化されて発売されたのが本作となります。
巨大ロボット同士が大乱闘するバトル系アクションゲームとなっていて、実在の都市をモデルとしたフィールド上での迫力ある戦闘がウリとなっています。
- 個性豊かな巨大メカ(初期12体)を選択し、パイロットとして操作するアクションゲーム
- 東京、エジプト、サンフランシスコ、メキシコなど世界の地域を舞台に大乱闘を繰り広げる
- ストーリーモードの他、オンライン・オフラインでの対戦プレイに対応
- 左アームはL1、右アームはR1、左レッグはL2、右レッグはR2とボタン配置・操作性が独特
- 1体の機体を複数人で分担して操作するモードも用意されている(未プレイ)
- 定価が安い(パッケージ版だと¥4,536)
巨大ロボットが街中で大暴れするゲームと言えば、SNKの名作「キング・オブ・ザ・モンスターズ」を思い浮かべる人も多いと思いますが、あれが3Dグラフィックになったようなイメージを持ちました。
そしてオーバーライド最大の特徴と言えるのが、ロボットを動かす際のボタン配置ですね。左腕、右腕、左脚、右脚がそれぞれ別のボタンが割り当てられているのは、どことなくリモコンで動くロボットを彷彿とさせます。
慣れるまでは部位の使い分けが難しく感じましたが、ある程度プレイしていると感覚を掴めるようになります。
「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」の良かった点
- わりと低価格設定にも関わらず、各ロボットはしっかり作り込まれていて、それぞれ特殊能力が異なる
- キャラクターデザインの質が高く、ロボットだけでなく敵キャラもしっかりとデザインされている
- スキンがわりと豊富に用意されていて、カッコいい見た目や面白い見た目に変えることができる
- オンライン対戦が地味に白熱して面白い
- 1対1だけでなく、最大4人までの乱闘や2対2のチーム戦もできて楽しい
- 街中の建物を破壊しながら戦うので特撮映画っぽくて楽しい
私が購入したのが「スーパーチャージエディション」だったせいか、初期12体+1体から選ぶことができたのですが、どれも個性的で特徴の異なるロボットだったのが面白かったです。
さらにビックリするほどスキンが大量に用意されていたりするので(アンロックが必要)、そんなところに力入れてるのかと少々ビックリしたほどでした。
ストーリーモードでの敵キャラとの対戦は正直そこまで熱くなれませんでしたが、巨大ロボ同士の戦いは結構白熱します!
通常攻撃以外にも溜め攻撃、武器による攻撃、スタンやカウンター、特殊能力、アルティメットアタックなど幅があるので、戦いの中でいろいろと試せたのも面白かったです。
「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」の残念な点
- ストーリーモードの内容はちょっと薄めで単調なので飽きやすそう
- フィールド上のオブジェクト(建物など)が紙過ぎるのでもう少し重みがほしい
- 敵ロックオンやカメラワークに多少の難があり(慣れの問題かもしれませんが)
- アルティメットアタックの演出がちょっと長いのでテンポが悪くなる
各機体を選んだ上でストーリーを進めていきます。ストーリーはそれなりに考えられてはいるものの会話ベースで淡々と進んでいきます。クエストもどうしても単調になりがちな気がしました。
フィールド上の建物なども、もっと硬さが感じられれば壊しがいがあって良かったのになあと思いました。
あとは、慣れて来るとどうしても使いやすい部位での攻撃に終始してしまうところですね。コンボ攻撃などが用意されていないので、一発ずつの攻撃で戦い方がどうしてもマンネリ化してしまうのは少々残念。
「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」のその他気になった点
- ランクマッチはあるものの、プレイ人口を保てるほどのモチベーション要素が少ない
- そのためオンラインの過疎化が心配
- 操作性が独特なので慣れないうちはボタンの押し間違えが多発する
CPUと対戦しながら進めるストーリーモードやオフライン対戦はあるものの、やはり昨今のゲームで重要な要素と言えばオンライン対戦。
オンライン対戦自体はまあまあ面白いのですが、やり込み要素が少ないこともあってか案の定過疎化してしまいました。
プレイしてる人が少なければオンライン対戦機能も無いに等しいわけなので、やはりこれは残念としか言えません。
オーバーライドの過疎化を憂う声
オーバーライド巨大メカ大乱闘発売から二週間足らずでこの過疎りよう…海外ではだいぶ前から発売されてたと思うんだけどなんでいつも日本は発売がこんなに遅れるのか。今までやってきたゲームの中で1番過疎ってるよ。対戦ゲームは人がいなくなったら終わり。DLCキャラ前倒しで来てくれないかな~w
— ダイスケ@ガンダムバーサス初心者 (@kentostar4729) 2019年5月3日
オーバーライドってゲームが最近出たのですが雑に遊べて楽しいわりに過疎ってるので買ってください
— kazu (@K_S_Charles) 2019年4月27日
オーバーライド過疎ってる。負けるのが当たり前なんだろうけど流石に来るものがある。全く練習にならない。買わなければ良かったまで見える。黙って割引中のパワプロ買っとけば良かったこれがお金をドブに捨てるってことか。流石に4000円近くを捨てたのは痛すぎる。
— 緑風太 (@5zYaIYZH912IuWT) 2019年4月19日
「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」の総評・まとめ
個人的な総評としては、非常に惜しいゲームだということです。
それぞれのロボットも個性があり作り込まれていますし、巨大ロボット同士の対戦としても白熱できるものになっています。
ただ、やり込み要素が少なく、攻撃が単調になりがちなのが残念だったかなと。一応ランクマッチ以外では2対2や4人バトロワもあるので、むしろそっちをウリにした方が良かった気もします。
オンライン対戦にはもう期待できませんが、友人が来たときなどにワイワイ遊べるお手軽B級ロボットアクションゲームとしては悪くないかもしれません。
売値が下がった時は、という条件付きですが…。