DARK SOULIII(ダークソウル3)の発売が間近に迫ってきたこともあって、ダクソファンとしてはなんか書きたいなあと思っていたんです。
というのも、昔っからのゲーム好きということもあって、気になるゲームはわりと手を出す口なんですよ。クリアはするんだけど、何回も遊び続けるのってFPS/TPSのマルチプレイとサウンドノベルくらいだったんですよね。RPGはほぼ2回プレイすることはない。
それがこのダークソウルシリーズは周回プレイをするほどハマってたんです。それだけ面白い!
「死にゲー」とも称されるこのゲームにハマっていると若干マゾっ気が疑われるかもしれないのですが(笑)、これだけ絶妙な難易度調整されたアクションRPGってすごいです。フロムソフトウェアまじすごいです。
そんなシリーズ4作目となる「DARK SOULIII」発売にあたって、これまでの想い出を語ってみようと思います。なんとなくだけど。
初めてのデモンズソウル
シリーズ1作目の「デモンズソウル」は、はっきり言ってなんの期待もしていませんでした。ほとんど広告出してなかったんですよね、このゲーム。
フロムソフトウェア自体がそんなに大きな会社ではないこともあるかもしれないのですが、露出がほとんどなかったのでノーチェックでした。当時仕事でクソ忙しかったこともあって、ファミ通などのゲーム雑誌も読んでなかった時期だったかなあ。
発売されてしばらくすると、Amazonレビューですごい評価が高くなっているのを見かけたんですよね。
「へぇ~、こんなゲーム出てたんだ」という感じで。
2009年当時は働きすぎてお財布にも余裕がありましたので(今はないけど/笑)、迷わずポチッたんです。
「それだけ評価が高いんならちょっと遊んでみよっかな~」という軽い気持ちで。
ゲームが届いた週末に、ちょっと期待しながらプレイし始めた記憶があります。
歯ごたえあるも序盤はサクサク進む
初めのエリアが「ボーレタリア王城」というところなのですが、初めの方はサクサク進められていたんですよ。
確かにザコ敵もクソ強い。
というか、主人公が弱いんじゃないかと(笑)
チクチク雑魚敵の攻撃を受けると、あっという間に死んでしまう。
基本の立ち回りはヒット&アウェイ。時には盾もうまく使って、攻撃を食らわないようにザコ敵を倒すことを繰り返す。
「なんでそんなとこから出てくんの!?隠れて待ち伏せすんなよー!」とフロムソフトウェアの嫌がらせかと思うようなザコ敵の配置にたまにイラっとしながらも、硬派なゲームのやりごたえを実感していました。
一番初めのボスからクソ強かったですが、攻撃パターンさえ掴めれば時間を掛けて倒せたし。
その後に出てきた無慈悲なドラゴンのブレスにはさすがに驚いたけど、これもパターンさえちゃんと掴めばなんなくすり抜けられましたしね。
「思ったほどマゾゲーでもないかな・・・?」
と少し油断しながら進めていたものの、武器を売ってくれるNPCをうっかり倒してしまうというハプニングも。
「あれ、これってまずかった?しかもこいつ復活しないし・・・。」と不安を抱きながらも先を進めました。
不幸中の幸いか、このハプニングは心配する必要はありませんでした。。。
なぜなら↓
圧倒的な挫折
たしかボーレタリア王城のデーモン「塔の騎士」だったと思います。
初めての霧をすり抜けて、現れたのは銀色の鎧をまとったバカでかい騎士でした。
とりあえず突進していったら全く歯が立たない。どう攻略してもいいかわからない。そして強すぎる。
なんとなく塔の騎士の横をすり抜けて周りに配置されている弓兵を倒したのはいいものの、その後どうやって騎士を倒せばいいのか分からない。
何度も挑み続けましたが突破口を見つけられなかった私は、このゲームに対するモチベーションを失いました(汗)
私は近接戦闘メインのキャラを作ったせいもあるでしょう。魔法が使えればきっと先に進められたと思う。
塔の騎士への再挑戦も含めて、プレイし始めて10時間くらいで私のデモンズソウルのプレイは終了しました。
なぜかは覚えていないんだけど、オンラインしようという発想を持てなかったんですよね。当時は仕事で忙しかったら、そこまで頭が回らなかったのかも・・・。
ダークソウルをなぜか買った
デモンズソウルで挫折を味わった約2年半後の2011年9月、続編である「ダークソウル」が発売になりました。
その頃は比較的時間に余裕があったこともあって、前作挫折したのに買っちゃったんですよね(笑)
「デモンズソウル」との基本的なシステムの違いはないものの、死亡すると体力の半分が削られるソウル体になっていたのがなくなったことは大きかったですね。死ぬ度にどんどん体力が削られていくデモンズはかなりきつかったので。
「買ったはいいけど、また放り投げそうだなあ」という一抹の不安を抱きながらもゲームを始めたのですが、そんな不安はどこ吹く風、思いっきりダークソウルにハマりました。
このゲーム超おもしれえ!
デモンズソウルの時は挫折するのが早かったこともあって、協力プレイをすることがなかったんですよ。あまり他のプレイヤーが残したサインも見られなかったし。
でも、ダークソウルでは攻略情報もちょいちょい見ながらやっていたこともあって、どっぷりこの世界観を楽しむことができました。
- 中世ヨーロッパのようなハイ・ファンタジーな世界
- 怒りを覚えるものの再挑戦してやろうと思わせるザコ敵の配置と強さ
- やるせないトラップもご愛嬌と思わせる神バランス
- 怖くて進みたくないと思っても、サインを書いて仲間を呼ぶと安心できる
- 他プレイヤーの絶望メッセージに共感できる
面白さに気付いたことで、デモンズソウルを途中で諦めたことを若干後悔したレベルでした(笑)
絶妙なゲームバランス
「デモンズソウル」のファンだった人は、「ダークソウルは違う」と評する人もいました。
けど、私にとってはダークソウルから始めたようなものなので、このゲームバランスは秀逸だと感じましたね。
確かにこのエームは「超マゾゲー」とも「死にゲー」とも称される通り、難易度が高いアクションRPGになっていると思います。
買ったはいいけど合わなくて放り投げている人が多いのも頷けます。
ただ、自分のアクション操作のレベルとキャラクリエイトのバランスを考えてプレイできれば、充分攻略できる難易度になっています。
ボス(デーモン)が強いだけならまだしも、途中のザコ敵も強いし厭(いや)らしいマップもあります。だから何度も死にます。
それでも、一つ一つ攻め方を考えて乗り越えていくところに楽しみを感じられるようになっているんですよね。
決してただの理不尽なムズゲーではない。
「こんなに難易度が高いのに先に進みたいと思わせるゲームバランスが今まであっただろうか」と驚きました。
昔はそういうのも結構あったんですけどね。セガサターンの「エネミーゼロ」とかわりと悲痛な顔しながらクリアした記憶があります。ホラーで激ムズとかしんどかった。
まあそれでもファミコン時代はもっと理不尽なゲームがいっぱいありましたけどね(笑)
引き込まれる世界観
ダークソウルの世界観は「ハイ・ファンタジー」と称されることが多いです。我々が生活する現実世界とは異なる世界、ということですね。
建物や雰囲気は中世ヨーロッパって感じ。騎士の世界。雰囲気も重たい。切なさを感じる世界。
そして容赦のない敵という、なんともこれだけ聞くと全然面白そうではないんだけど、引き込まれる世界観を持っています。
当時は彼女(現在の妻)と同棲していたんですが、彼女もこのゲームを横で見てて楽しそうにしていました。
「プレイしてみる?」と聞くと、「見てるだけで面白いからいい。先に進めて」って感じで。
アクションRPGだけど、デビルメイクライや無双シリーズのような爽快感もないし、アンチャーテッドやトゥームレイダーのようなワクワク感もない。だけど、すごい面白い。
「強い勇者なんだけど、立ち向かっている世界の敵が強大過ぎて自分はちっぽけだけど頑張っていこう」
そんな感じのゲームです(笑)
一期一会の世界で人に頼ることを学ぶ
ダークソウルはフレンドと一緒にプレイするというよりは、同じタイミングでそのエリアのその場所にいる誰かに助けを求めて協力プレイをするシステムです。
一期一会を大切にしているんだそうです。
そんな初めて会う人たちとリアクションだけで挨拶をして、頑張ってザコ敵を蹴散らしながらボスの待つ部屋に向かい、なんとか頑張ってボスを倒したときの爽快感ってすごいんですよね。
自分ひとりで倒せれば、それはそれで達成感を味わえるのかもしれないですが、協力プレイもいいんですよね。
先に進むのが怖いなとなったら、サインを描いて誰かを待つ。すぐにマッチングしないことも多いんだけど、誰かが入ってきてくれた時はすごく嬉しい。
マッチングの仕組みとしてはイマイチなのかもしれないけど、あえてそうしているこのシステムがいいんです。
ダークソウルシリーズは至高のアクションRPG
ダークソウルIIについても書こうと思っていたんですが、なんかここまで書いてかなりの文量になってしまったのでここで終わりにしておきたいと思います。
ちなみにダークソウルをクリアした後は、デモンズソウルに再挑戦してなんとかソロでクリアしました。ダークソウルでだいぶ鍛えられたんでしょうね。
ダークソウル2ももちろん買ってクリアしました。あ、そうそう、無印ダークソウルは3週くらいした気がします。週を重ねるごとに難易度が上がって、それはそれでまた地獄だったな~(笑)
そんなこんなでダークソウル3(DARK SOUL III)の発売で期待いっぱい胸いっぱいです。
死にゲーでマゾゲーで硬派で骨太なゲームだけど、一緒に戦ってくれる魂が増えることを願っております!
祝!ダクソ3発売!!
遂にダークソウル3が発売されました!
あのダークソウルの雰囲気はそのまんま、PS4プラットフォームでより綺麗な絶望感が味わえる仕上がりになっていました。
初っぱなから激ムズなボスを用意するあたり、フロムソフトウェアの信念を感じます。
初回のムービーから動画撮影していますので、雰囲気を知りたい方は試しに視聴してみてください!