1週間経ってしまいましたが、先週開催された東京ゲームショウ2016の一般初日9月17日(土)に行ってきました!
毎年コンパニオンのお姉さんが綺麗なことで話題ですが 期待のビッグタイトルをいち早く体験できるということで話題になりますが、今年の東京ゲームショウは国内ゲーム会社の大作が多くあるなあと感じました。
その反面、Xbox oneを展開するMicroSoftは不在でしたし、Battlefield1が待ち遠しいEAも不在でした。スマホゲーム業界も少なかったですし、任天堂も相変わらず不参加でした。
印象の大部分は「PlayStation」という感じで、ほぼ全面プレステな印象でした。PS VRの発売が控えていることもありますし、待ち構えている大作の多くがPS4ということにも起因すると思います。
今回試遊もいくつかしましたので、そんな東京ゲームショウ2016を見て来た感想と今後期待しているタイトルについて触れたいと思います。
東京ゲームショウ2016の全体雑感
先ほども述べた通り、今回のゲームショウ全体の感想としては、「PlayStation4の大作タイトルが多く控えている」「PS VRで早く遊びたい」というところでした。
3DSやVITAのタイトル、スマホゲームやPS VR以外のVR製品なども出展されていましたが、PlayStaion勢と比べるとどうしても迫力に欠けてしまっていた印象です。
ただ、国内ゲームばっかりなので、今のPS4ゲームの売れ行きを見ているとちょっと違和感を感じてしまいます。
ActivisionのCall of Dutyは試遊はできましたがブースとしての出展はなし、Battlefield1はコラボでちょっと露出していたもののElecrtonic Artsも不参加。ここ最近のFPSでヒットしたオーバーウォッチもBlizzardとしてではなくIntelブースで出ていましたし。
これも、世界のゲーム会社からすると日本のゲーム市場が魅力的ではないと見られているからかもしれないですね。100万本ヒットするのも難しい市場ですので。
一番大きなブースであるSony Interactive Entertainment(以下、SIE)では、ビッグタイトルごとにイベントをしていました。両日とも行かないと全て見られませんが、ニコニコ生放送やYoutubeでも見られるのはいいですね。
今年は今後のラインナップのお披露目がメインという印象でした。
PS VRの試遊は激戦過ぎて無理だった
今回はなかなか時間が取れずに事前に情報を仕入れなかった自分が悪いのですが、着いた頃には「PS VRの試遊」はキャンセル待ちもできない状態でした(開場時に整理券配布だったようです)
面積の関係もあるためか、通常のタイトルの試遊に比べてPS VRは場所を取るため、設置されているVR試遊台はすごい少なかった印象です。
カプコンブースではBIOHAZARD7のVRでの試遊ができるようでしたが、こちらもすぐ埋まってしまったようです。
大作が多く控えているのでそちらを遊べるのはいいのですが、どっちかというとVRに期待して来場したお客さんが多いと思うんですよね。
そういう意味で、SIEはVRをプッシュしているので充分準備しておいて欲しいと思いました。
発売を控え期待が高まる大作ソフトたち
ゲーム関連の教育機関の出展に始まり、スマホゲームをメインにしている会社やインディゲームの開発会社など様々な出展がありましたが、やはり大手ゲーム会社が目立ちます(毎度のことですが)
SIEも大きくプッシュしている通り、国内ゲーム会社の大作ゲームが多く控えています。特に話題のものでもこれだけあります。
- グランツーリスモSPORT
- New みんなのGOLF
- 人喰いの大鷲トルコ
- Horizon Zero Down
- GRAVITY DAZE2
- FINAL FANTASY XV
- WORLD of FINAL FANTASY
- KINGDOM HAERTS
- 龍が如く6 命の詩。
- 蒼き革命のヴァルキュリア
- BIOHAZARD7 Resident Evil
- ドラゴンボール ゼノバース2
- 鉄拳7
- 仁王
- ベルセルク無双
- 戦国無双 真田丸
- 地球防衛軍5
海外タイトルも大作の続編が控えていますね。
- Call of Duty INFINITE
- WATCH DOGS2
- Battlefield1
- MAFIA III
- ライズ オブ トゥームレイダー
これに加えて、PlayStation VRに対応した専用ソフトもあります。アイドルマスターや初音ミク、そしてサマーレッスンなど新しい体験を得られるものが待ち構えています。
また、TGS開催初日に発売された8年ぶりの新作「ペルソナ5」もいっきに高い評価を得ていますので、もうどれを買えばいいか悩んでいる子どもたちも多いのではないでしょうか。
試遊したゲームタイトル
今回「せっかく行ったし」と思い、発売前のタイトルをいくつかプレイしてきました。
先日開催されたプレス向けのカンファレンスで、TGSでは「PS Plus向けに試遊の予約を受け付け」とあったので一応予約したんですよね。ただ、あっという間に予約が埋まったせいで選べるソフトが少なく、急いで空いていた「ドラゴンボールゼノバース2」を予約しました(笑)
あとは当日たまたま空いていて遊べた「鉄拳7」と、首都高を走れると話題の「GT SPORT」を遊んできました。
グランツーリスモSPORT
なんか実際のレーシングシートのような座席に、フットペダル式のハンコンで最新のグランツーリスモを遊んで来ました(ちなみに私にはシートが小さすぎた/笑)
特にプレイしたいと思ったのが、「TOKYO EXPRESS WAY」というコース。つまり、首都高速ですね。
他の人がこのコースをプレイしている様子を見て思ったのが、「なんかリッジレーサーを彷彿とさせるな」でした(笑)
別にパクってるとかそういう意味ではなく、こういうドライブシミュレーターではレーシングサーキットがコースになることが多かったので、首都高を見るのがリッジレーサーくらいだったからだと思います。
今までグランツーリスモは普通のコントローラーで操作したことしかなかったので、車の挙動がどうだったかの比較が正直できませんでした。
「GT SPORT」では、写真背景に合わせて3Dモデリングされた車体を配置して写真が撮れるモードがあるので、それは画像作りには非常に興味深い機能だと感じています。
あとはオンライン要素がどうなるかで大きく評価が変わってくると思います。
ドラゴンボールゼノバース2
ドラゴンボールの歴史が改変されてしまうのを阻止するタイムパトローラーとして活躍する前作と同じ設定のものになっています。前作からキャラクターが増えて、新アクションやカスタマイズ要素が増えた正統進化な感じですね。
今回の試遊では、CPUとの対戦バトルを2回戦できるものになっていました。記憶が定かではないのですが(笑)、確かスーパーサイヤ人3の悟空とパンちゃんを選んで遊んだ気がします。
今作はフレームレートが60fpsになったということもあって、滑らかなキャラクターの動きが見られました(気がします)。
バトルにおいては大きなゲーム性の変更点はないので、前作が好きな方であればそのまま楽しめると思います。ゼノバース2は「覚醒技」という要素が追加されましたが、発動するのを忘れたのでよくわかりませんでした。。。
ゴジータ、ターレス、クウラなどの新キャラクターの参加も決まっているものの、まだ全貌は明らかになっていません。キャラゲーの真骨頂はどれだけプレイアブルキャラクたが用意されているかなので、この辺には期待したいですね。
鉄拳7
こちらはたまたま試遊台が空いていたこともあり、予定していませんでしたが遊ぶことができました。
既にアーケードで鉄拳7が稼働しているタイトルになります。私はアーケードは基本的にやらないのでちょっと差が分からないのですが、家庭用で遊ぶ格闘ゲームとして充分面白いと思いました。
ストーリーモードを遊べたのでそちらをやったのですが、ストリートファイターで有名な豪鬼が選べたんですよね。いつの間に移籍してたんでしょう…(笑
ストーリーだからなのか分かりませんが、戦いの合間に入るカットインが個人的によかったです。人によって評価は分かれそうですが、適度なカットインは闘いを盛り上げることに貢献すると感じます。
ただ、ちょっと遊ばせてもらったバーサスモードでのロード時間が長かったのが気になりました。ストファイのロード時間がクソ長くて遊ばなくなった苦い過去があるので、製品版でちゃんと調整してくれることを願うばかりですね。
個人的に気になっているタイトル
今回のTGSでは3本試遊しましたが、個人的に気になっているタイトルは別にあります。人気なので遊べなかったということもあるのですが(笑)
映像や説明などを受けて、どんなタイトルのどこに気になっているか、個人的な思いを書かせてもらいます。
龍が如く6 命の詩。
龍が如くシリーズでずっと主人公である桐生一馬の物語が最終章ということで、注目しないわけにはいかない作品です。
極道がテーマながらここまで人気を得た作品というのはやっぱりすごいですよね。
今回は初めての舞台、広島・尾道といつもの東京・神室町でストーリーが紡がれていくようですが、より街に対するリアルさが増していると感じました。従来の龍が如くでは用意された道しか進めない感が強かったですが、今回ではビルとビルの隙間や屋上から隣のビルに飛び移ったりと現実らしさが多くなったと感じました。
コンビニの中も全部破壊できたり、バーチャファイター5も遊べたり、実写のライブチャットができたりと進化しています。
何より、龍が如く5が出た後は「龍が如く 維新」→「 龍が如く0」→「龍が如く極 」と先に進んでこなかったということもあり久しぶりの続編です。12月の発売が待ち遠しい一本です。
バイオハザード7 Resident Evil
個人的にバイオハザードがTPS視点になってから、恐怖感が薄まっていたのが少々残念だったんですよね。
初代バイオハザードのゾンビの恐怖というインパクトが強かったので、アクションゲーム要素が強くなったバイオはそこまでなじめずにいたというのが正直なところです。
ただ、今回の新作「バイオハザード7 Resident Evil」は恐怖感が全面に出てきている印象を受け、とても期待しています。
ナンバリングされたバイオシリーズ初のFPSということで、雰囲気がガラッと変わっています。体験版をプレイした感じ、まったくバイオっぽさはありませんでしたが(笑)
FPSになったのも、完全VR対応させるためというのもあると思います。ただ思うんですが、対戦型FPSでVRって結構難しいと思うんです。視点がぐるんぐるん変わったら目が回っちゃいますからね。
しかし、ホラー系ゲームであれば基本移動はゆっくりになるので、VR対応させるのにはぴったりだと思います。
従来のバイオハザードっぽさがないので賛否両論になっているのも否めませんが、新しい境地を切り開けるのか期待しています。
New みんなのGOLF
普段はFPSやアクションRPGをプレイするのが多いのですが、みんなのGOLFは毎回好きでやり込んでしまうんです。実際のゴルフと違って簡単にバーディ取れるのが気持ちいいというのもありますが(笑)
今まではPSがパワーアップする度に発売されていたのですが、なぜかPS4になってから一度も発売されていませんでした。非常に残念に思っていたので、ここに来て新作が発表されて個人的に期待している一本です。
基本的なゲーム性は従来の「みんゴル」と大差ないように思われますが、ゴルフ場がオープンマップになって自由に歩いたりカートで走ったりできるようになった点が新しい要素になっていました。
「なんでゴルフ場で釣りする必要があるんだ?」「カートで芝生走っちゃダメじゃね?」というツッコミはあるのですが(笑)、みんゴルらしい協力プレイ感は気になりますね。
発売は2017年夏と随分先なのでまだ首を長くして待つしかありませんが、期待の一本です。
発売は2017年夏と随分先なのでまだ首を長くして待つしかありませんが、期待の一本です。
2016年秋以降からさらにゲーム市場は盛り上がる予感
2016年10月には待望のPS VRの発売が予定されています。VRに関してはまだやり込めそうなソフトのラインナップはあまりなさそうですが、その代わり大作ゲームのラッシュが続きます。
年内には遂にFFシリーズの最新作「FINAL FANTASY XV」や「大鷲のトリコ」、「龍が如く6」や「GRAVITY DAZE2」、「ウォッチドッグス2」など。FPSジャンルでは人気の最新作「Call of Duty Infinite Warfare」や「Battlefield1」も発売されます。
来年のゲームショウではさらにVRタイトルも増えているでしょうし、今後の展開が非常に気になるところです。