今は学校や地域によってマチマチとなってしまいましたが、9月1日と言えば2学期の始業日ですよね。私は大人になっても「9月かぁ~」とどんよりする気分を味わっていたのですが、実は『防災の日』だったんです。私の会社でも避難訓練が行われましたが、皆さんの会社や学校などでも訓練があったところも多いのではないでしょうか。
全国各地でも訓練やイベントが行われていたようですので、改めて防災意識を持った方もいると思います。そんな日本で、『災害』というキーワードで思い浮かべるのが「震災(地震)」についてではないでしょうか。
まだ記憶に新しいという方も多いと思いますが、「地震」特に「大震災などの大規模災害」の際に問題になることに
トイレ不足
というものがあります。
東日本大震災の翌日には、スーパーやコンビニから保存の効く食品を中心に棚がガラガラになりましたよね。あの時にトイレットペーパーも売り切れていたところも多かったはずです。
被災地のみならず、トイレットぺーぺーは日常的に使うものであるため、防災のために備蓄を経済産業省が推進されているのを知っていましたでしょうか?
携帯・簡易トイレやトイレットペーパーについて備蓄するようを呼び掛けています 「防災の日」で経済産業省
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— テレ朝news (@tv_asahi_news) 2015, 8月 31
そこで、今回はトイレットペーパーの備蓄の必要性と備蓄のススメをお話ししたいと思います。
トイレットペーパーの備蓄の必要性
去年もやっていたのですが、経済産業省は防災の日になると「トイレットペーパーの備蓄推進に関するパネル展示」を行っています。 その趣旨として、次のように挙げています。
毎年9月1日は防災の日です。大震災などの大規模災害の際には、トイレ不足が問題となりますが、この原因の一つとして、トイレットペーパーの供給不足が挙げられています。
東日本大震災では、店頭から食品とともにトイレットペーパーが無くなるなど、被災地のみならず全国的にトイレットペーパー不足が発生した事実があります。
さらに、現在、トイレットペーパーの国内生産の約4割は、静岡県で行われており、万一、東海地震等で静岡県が被災した場合、トイレットペーパーが全国的に深刻な供給不足となるおそれがあります。
引用元 : トイレットペーパーを備蓄しましょう!~トイレットペーパーの備蓄推進に関するパネル展示を行います~ | 経済産業省
原因をもう少し考えてみましょう。
震災時のトイレ不足
大規模災害が発生した場合、東日本大震災のように津波の脅威であったり、建物の倒壊や火災などの危険が待っています。そういった直接人的被害があるような危険の他に、ライフラインの障害も発生します。
一般的に言うライフラインとは、電気・ガス・水道等の公共公益設備や電話やインターネットなどの通信設備、移動手段となる交通機関のことを指します。特に公共公益設備の障害は、私たちの生活にとっては非常に大きな影響をもたらします。
その中で、トイレというのは地味ながら大きな問題になります。排泄は人間にとっての生理的欲求であるため、排泄しないということは不可能です。そのため、水道が止まったりトイレが壊れたりしても、排泄をしなければなりません。
そんな時に、「お尻を拭かない」ということをしたら、とんでもないことになりますよね。集団生活を強いられる状況になった時、みんながお尻を拭かなければおそらく夜も眠れないほど臭いと思います・・・。
トイレットペーパーが品切れになる
先ほども述べましたが、大震災時はトイレットペーパーは小売店から姿を消します。事情はだいぶ異なりますが、1970年代にあった「オイルショック」ではトイレットペーパーの買い占めが起こりました。買い占めしなきゃいけないと思わせるほど、現代人にとってトイレットペーパーは大事であるということの証ではないでしょうか。
また、人間緊急時ほど正常な判断ができなくなります。それに輪を掛けて、群集心理から「みんなが買ってる!私も急いで買わなきゃ!」となり、一気にモノが無くなるわけです。
トイレットペーパーの約40%は静岡県で生産
全国に供給されているトイレットペーパーの約4割が静岡県で生産されているそうです。トイレットペーパーはほとんど約95%が国産で賄われているそうなのですが、もともと製紙業が盛んだった富士市にトイレットペーパーを作る中小企業が多くあるようです。
もし、東海地震等が発生した場合、被災した工場は稼働を停止し、トイレットペーパーの供給が大幅に減ります。中小企業だけでなく、大手製紙会社の『日本製紙』の工場も富士市にあったり、他にも東海地方には大手製紙会社の工場があったりと、大きな影響が考えられます。
トイレットペーパーを備蓄!
ということで、トイレットペーパーの備蓄の必要性は分かって頂けたかと思います。まあ色々書きましたが、そもそも買い置きはしてあるに越したことはないですよね。
だって
スッキリした後にトイレットペーパーがないことに気付いた時の絶望感はハンパないですから!
普段からトイレットペーパーはたくさんあっても困りません。置き場所さえ確保できれば、たくさん備蓄しておいた方が良いんです。ただ、日常それをやろうとすると、こんな問題点があるんですよね。
たくさん買って帰れない
そう、トイレットペーパーは普段から買い置きしたい気持ちは多くの方が持っていると思います。
ただ、たくさん持って帰れないんですよね。トイレットペーパー1袋で片手が埋まります。だいたいトイレットペーパー買うときって、他の買い物のついでとかじゃないですか。そうなると、片手が埋まるのはかなりの痛手です。
ましてや2袋なんて買った日には、両手がトイレットペーパーで占められます。そうなると、
「なになに、あの人トイレットペーパーそんなに欲しかったのかしら。もしかして、トイレットペーパーマニア?そういえば、この前も・・・(ひそひそ」
なんて近所のマダムに言われかねません(冗談)。
トイレットペーパーを両手で持って帰る人なんてそうそう見ませんよね。それは、あまりに非効率だからです。
私は都心に住んでいる訳ではないので、日常的に車を使って移動しています。それでもトイレットペーパーを買い置きするのは面倒くさいなあと思ってしまうんですよね。駐車場から自宅へ歩くにしても、他の荷物もあるから3個も4個もトイレットペーパーの袋持って行けないですもん。
おなじみネット通販ではどうか
じゃあ、皆さんおなじみのAmazonや楽天で購入するのはどうなのかと思うでしょう。
ただ、どちらも少し割高なんですよね。だいたいドラッグストアやスーパーで買うトイレットペーパーって、地域差はあるものの安いもので200円台で買えると思います。
しかし、大手ネット通販で探してみると、300円台のものがほとんどです。しかも、Amあわせ買いや送料が必要だったりもします。
毎日使う消耗品なので、なるべくコストを押さえたいと思うのはどこの家庭も同じかと思います。ですので、100円くらいの差が出てしまうとあまり現実的な選択肢ではないように思います。
LOHACOならまとめ買いの問題点を解決
アスクル株式会社がヤフー株式会社と協力して運営しているネット通販に「LOHACO」というのがあるのですが、トイレットペーパーをまとめて買うならこちらがオススメです!
「LOHACO」は私も使ってみましたが、地域にも拠りますがほとんどの都道府県には注文した翌日までには届きますし、送料も1900円以上で無料になるのでとても便利でした(ちなみに2019年1月10日18:00注文分より基本配送料無料の条件は税込み3,240円以上/1注文からとなります)。日用品だけでなく、食料や飲み物などもたくさん揃っている上に、トイレットペーパーを買うときに一緒に買うティッシュペーパーもあるのでいいです。
例えば、こちらのトイレットペーパー12ロール(シングル/ダブル)ですが、2015/9/28時点ではどちらも約250円の値段設定になっています。ちなみに私はダブル派です。
こちらのティッシュペーパーは、2015/9/28時点で218円です。地域によって変わると思いますが、実店舗で買うのと大きく変わらないのではないでしょうか。
使ってみた感想としてかなり便利なサービスでしたので、今度とことんオススメした記事を書こうと思っていますが、今回は軽いご紹介程度に留めておきます。
トイレットペーパーの備蓄(まとめ)
独身の方も家族がいる方も、こういうかさばるものを買って帰るというのは非常に面倒だと思います。私も独身の時は、いつもギリギリしか買ってなくてヒヤッとする場面があったような気がします(笑)
ネット通販は家にいないと受け取れないという不便さはあるものの、確実に家にいるのがわかっていればそれに合わせた注文をするだけなので非常に便利に使うこともできます。
実店舗との使い分けをしながら、こういう消耗品を切らさず買っておく生活の知恵の一つになれば幸いです。