少し時間が経ってしまいましたが、先日開催された東京ゲームショウ2017(TGS2017)のパブリックデイ1日目(2017年9月23日土曜日)に行ってきました。
昨今、TGSに合わせてPlayStationのYouTubeアカウントでは大量の動画が公開されることもあって、現地に行かなくてもよいかな…と若干思ったのですが、やはり現地の熱気を肌で感じたいと思い頑張って行ってきました。
あまり長時間見ることができなかったのですが、今回のTGS2017を一通り回ってみて感じたことを気の向くままに書いてみたいと思います。
今年もPlayStation4タイトルが目立っていた
avexピクチャーズブース/朝比奈茉由さん
昨年のTGS2016は「PlayStation VR」がめちゃくちゃ目立っていた印象があります。一足先にPS VRを体験したい人で溢れていて、PS VR自体も数多く設置されていました。
今年はPS VR熱もひと段落し、さらに大物タイトルも一通りリリースされてしまっていたこともあってか、特別大きな目玉という扱いのものはなかったと感じます。
しかし、その中でももっとも目立っていたのが「モンスターハンターワールド」です。
現時点ではPS4独占タイトルとなっており、新規タイトルとしては初のPS4プラットフォームとなります。発売日も2018年1月26日に決まりましたね。2018年の目玉ソフトと言ってもいいタイトルだと思います。
ちなみに例年通り、今年も任天堂は出展していませんでした。。。
主催は「一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)」、共催は「日経BP社」、特別協力は「ドワンゴ」となっているのですが、任天堂はCESAの会員ではないことも関係しているようですね。
各ゲームメーカーの出展状況
KlabGamesブース/世菜さん
会場は例年通り幕張メッセでしたが、なんだか少しスペースに余裕があるように感じました。出展数としては過去最高のようではありますが、大手ゲームメーカーは少ないように感じました。
コンシューマー機向けの主なゲームメーカーの出展は以下の通り。
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- スクウェア・エニックス
- バンダイナムコエンターテインメント
- セガゲームス
- カプコン
- KONAMI
- 日本ファルコム
- コーエーテクモゲームス
- ディースリー・パブリッシャー
- DMM GAMES
- ガンホー(LET IT DIE) etc…
シリアルゲームズブース/一瀬優美さん
スマホ向けの主なゲームメーカーの出展は以下の通り。
- KlabGames
- グリー
- ブシロード
- アソビモ
- フライハイワークス
- エイベックス・ピクチャーズ
- エピック・アクション
- 6waves
- KONGZHONG
- 完美世界
- ボルテージ
- シリアルゲームズ
- coly etc…
例年思うのですが、海外の大手ゲームメーカーの参加が基本ないのが残念ではあります(スマホ向けのメーカーは出展されるのですが…)
「MONSTER ENERGY」のブースではアサシンクリードの宣伝も一緒にされていましたが、イメージ戦略程度なんですよね。
今年はCoDの新作「Call of Duty: WWII」や期待の続編となる「Star Wars バトルフロントII」が発売されるので、そういった海外タイトルも見られたらいいのになあと思いました。
外国人の入場者が多いと感じた
バンダイナムコエンターテインメントブース/星野奏さん
ちなみに、入場を待っている間にふと思ったのですが、毎年外国人の方の来場が増えていると感じました。
入場の列にいるときに四方から異国の言葉が聞こえて来たのでなんだか不思議な感じでした(笑) それだけ、日本で働く外国人が増えたということでしょうか。
特にキャラクターもののゲームタイトルは世界中で人気だったりするので、そういったタイトルを見に行ったのでしょうか。
外国人の友人がいないのでこの辺はまったく分かりませんが、こういう多様性はいいなと思いました!
試遊はまったくできなかった
コナミブース/小鳥遊レイラさん・田邊ゆなさん
私は時間と場所の関係上、どうしても会場に着くのが遅くなってしまうんです。今回は入場できたのがAM11時過ぎだった気がします。
去年も同じ時間帯の到着ではありましたが、3タイトルほどプレイすることができたんですよね。
しかし、今年はどこのブースに行ってもほとんど整理券の配布が終わっていたり、待ち時間が1時間以上だったりと試遊するのが難しい状況でした。
Twitterを見てみると整理券を転売しているアカウントも見受けられ、この辺は非常に残念に感じました。
私もラブプラスEvery体験したかった…(笑)
個人的に注目しているゲームタイトル
コーエーテクモゲームス/横瀬亜優奈さん
今回のTGS2017で展示されていたタイトルor公開になったタイトルで、個人的に非常に注目しているものがあるのか触れたいと思います。
モンハンワールドはもはや触れなくてもいいほど話題になっていますが、それ以外での注目タイトルについて言及させてもらいます。
ドラゴンボール ファイターズ
2018年初頭の発売が予定されている、バンダイナムコエンターテインメントの「ドラゴンボールファイターズ ファイターズ」です。
こちらはPlayStation4とXbon Oneでの発売が予定されています。
毎年ドラゴンボールは新作が出ている印象が受けますが、現世代機で発売されてきたゼノバースシリーズから離れ新規一転の横視点格闘アクションスタイルの新作となっています。
クローズドβの実況動画を見ていて思ったのですが、横視点の対戦格闘アクションゲームとして非常にいい出来になっていると感じていました。
開発は「GUILTY GEAR」シリーズでおなじみのアークシステムワークスが担当しているということなので、対戦格闘ゲームとして面白くないわけがないです(と思っています)
KOFシリーズのように3対3のチーム対戦がメインになっていて、いい奴悪い奴混合のチームも組めますし、特定のキャラ同士で発動する技みたいなのもあるようです。クリリンと人造人間18号、など。
地上戦がメインなので空を飛んで戦うことは少ないですが、「シュンッ」と移動して叩き落す攻撃だったり、フィニッシュでぶっ飛んでビルにぶつかる演出だったり、随所にドラゴンボールらしさが表現されていてファンとしてはワクワクさせられました。
各種必殺技も対戦を邪魔することのない絶妙な短時間の演出が挿入される形式なので、ドラゴンボールの世界観と対戦格闘ゲームがうまく融合していると感じます。
ヤムチャと天津飯が参戦することも明らかになり、地球人でもサイヤ人と互角に戦えるゲームの世界を早く楽しみたいです。
龍が如く 極2
2017年12月7日発売が決定したセガゲームスの新作PS4専用タイトル「龍が如く 極2」です。当日は他にも「北斗が如く」とスマホゲームである「龍が如く ONLINE」が発表されていました。
前作の「龍が如く 極」がPlayStation2で発売された初代「龍が如く」のリメイクだったのと同様に、本作は「龍が如く2」のリメイク作品となっています。
龍が如くファンにとっては、今となってはグラフィックがかなり劣るPS2時代のタイトルが続々とリメイクされるのは非常に嬉しいものがあります。
また、「龍が如く6」で採用された新ゲームエンジン「ドラゴンエンジン」が用いられていて、ゲーム内の街並みなどが再度現地調査の上で再構築されているらしいので、新作と呼んでいい仕上がりになっていると予想されます。
龍が如くファンの間で人気の真島吾朗の追加シナリオも収録されていたり、ゲームセンターで「バーチャロン」が遊べたりとやり込み要素も充実しているようです。
終わったと思った桐生一馬の物語を再度体験できるというのもまた嬉しいですね。
巨影都市
バンダイナムコエンターテインメントも完全新作タイトル「巨影都市」です。グランゼーラとバンダイナムコエンターテインメントの共同プロデュースによるサバイバルアドベンチャーゲームです。
世界観からアイレムの絶体絶命都市シリーズを彷彿とさせますが、絶体絶命都市シリーズに携わったゲームクリエイターが開発に参加しているようです。
しかしこちらは自然災害からのサバイバルではなく、巨大な影《巨影》による脅威から逃げ延びることが目的になります。ステージクリア型になっていて、各ステージごとにおなじみの巨影が現れていきます。
ウルトラマンシリーズ、ゴジラシリーズ、エヴァンゲリオン、パトレイバーなどが登場するので、こういったシリーズが好きな人にも堪らないのではないでしょうか。
オンライン要素は特にアナウンスされていないのでソロプレイがメインになりそうですね。そこはちょっと残念ですが、他にどれだけやり込み要素があるのかが非常に気になります。
LEFT ALIVE
2018年発売予定のスクウェア・エニックスの新作タイトル「LEFT ALIVE」です。まだほとんど情報が公開されていないのですが、フロントミッションの世界観を引き継ぐタイトルとして注目しています。
ロシア圏が舞台となっていて、生きることを主題に据えた三人称視点のサバイバルアクションゲームとなっています。3人が主人公というのも気になります。
フロントミッションと言えば歩行型の機動兵器「ヴァンツァー」ですが、そのヴァンツァーも登場するものの、ヴァンツァーがどうゲームに関係してくるのかは未知数となっています。
まだゲーム性含めて情報がほとんど公開されていないので、イメージでしか期待することができないのですが、フロントミッションの血を引き継ぐタイトルということでシリーズが好きな人にとって気になるタイトルですね。
とある魔術の電脳戦機
2018年2月15日発売予定されているセガゲームスの「とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」です。サプライズ感のある新作タイトルでした。
「とある魔術の禁書目録」という科学と魔術の対立する世界観を描いたライトノベル原作の人気メディアミックス作品があるのですが、これが2016年に「電脳戦機バーチャロン」とタイアップしたガチに小説としてリリースされました。
もしかしたらバーチャロンを知らない人も多いかもしれないですが、1999年代中盤にゲームセンターで非常に人気となったロボットを操作する対戦アクションシューティングなんです。当時は今以上にゲーセンの対戦ゲームが人気でしたが、バーチャロンもその一つになりました。
家庭用ゲーム機にも移植されましたがここ10年ほど続編の話もなく、当時遊びまくった自分としてはちょっと寂しかったんですよね。
まだ詳しいゲームシステムが明らかになっていないので個人的な期待値が高いというだけではあるのですが(笑)、Co-op共闘ありでオンライン最大4人まで同時に戦えるのが非常に楽しみです!
くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション
ファミコン時代にめちゃくちゃ遊んだシリーズの一つが「くにおくん」という人は多いと思います。私もドッジボールと運動会(熱血行進曲)は特に死ぬほど遊びました。
そんなくにおくんの過去作をまるっと収録したアークシステムワークスのタイトル「くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション」が公表されました。発売プラットフォームは、PlayStation4、Xbox One、Nintendo Switch、Steamとマルチ展開になっています。
しかも、本作にはくにおくんシリーズの全11本収録の上、すべてオンラインプレイ対応という神仕様!おまけに4本の日本未発売の海外タイトルも収録されるようです!
- ダウンタウン熱血行進曲
- 熱血高校ドッジボール部
- 熱血格闘伝説
- 熱血!すとりーとバスケット
- 熱血高校ドッジボール部サッカー編
- びっくり熱血新記録はるかなる金メダル
- くにおくんの熱血サッカーリーグ
- いけいけ熱血ホッケー部
- 熱血硬派くにおくん
- ダウンタウン熱血物語
- くにおくんの時代劇だよ全員集合
- Renegade(日本未発売)
- Super Dodge Ball(日本未発売)
- River City Ransom(日本未発売)
- Crash’n the Boys Street Challenge(日本未発売)
各ゲームのミッションをクリアして、アバターをゲットしたりゲーム画面をカスタマイズできるようになったりとやり込み要素も用意されるようです。
PS4版ダウンロードタイトルとして「乱闘行進曲」にリメイクされたときは嬉しかったものですが、こうやって過去の名作がそのままオンラインで遊べるようになるというのは非常に嬉しいです!
ドッジボール部はWiiでダウンロードして遊びましたが、オンラインで遊べなかったのが残念だったんですよね。いや、本当にこのボリュームと仕様は嬉しいです!
Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―
PlayStation4タイトルなのに、プレイするにはスマートフォンかタブレットが必須となる異色のゲーム「Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―」
ティザーしか公開されていないのでゲーム性はまったく未知数なのですが、なんといっても最大6人までプレイ可能なそのゲームシステムです。
なぜコントローラーではなく、スマートフォンまたはタブレットが必須なのか。そして、どうやってスマホでゲームを操作するのか。非常に気になります。
名作ホラーゲーム「Until Dawn -惨劇の山荘-」の開発チームが手掛けるサスペンスドラマとなっているのですが、参加メンバーの行動によって事件の真相に迫っていくスタイルになるのでしょうか。
今後のTGSに期待すること
avexピクチャーズ/廣田 愛可さん
各社、来年は試遊台をもっと増やしてほしい!
以上です(笑)
あとカメラの腕が良くないのでせっかく撮らせてもらったもののうまく撮れてない写真が多く…。来年はしっかりと腕を磨いて、機材も揃えて参加したいと思います!