ドメイン移行中の身としては、他人事のように「redo.me.uk」の記事を眺めていたのですが、このコピーサイトの存在、初めて知りました。
Web界隈に居たときであればさすがに気付いたと思うのですが、何なのでしょうか。とても気になったので、どれだけの影響力を持つ存在なのか、少し調べてみました。
その結果、非常に脅威的な存在になる可能性があることが分かりました!
ちなみに、「redo.me.uk」が行っていることやそのパクり対策については、『三十路男の悪あがき』さんの記事を参考にして頂ければと思います。
参考記事redo.me.ukにグーグルも企業サイトも個人ブログも全部コピーされてるよRedo.me.ukのアクセス状況
丸コピーサイト「redo.me.uk」がどれだけのアクセス数を集めていて、どこからのアクセスが多いのかを調べるために、今回はSimilarWebを使って数値を見てみました。
ちなみに無料版では、PCからのみの調べられるので、モバイルからのアクセスは含まれていませんので、ご注意ください。
※SimilarWeb Proは非常にお値段が高いという噂があるので、無料で調べられる範囲内での結果になります。
アクセス数が急激に伸びている
パソコンからの訪問数ではありますが、2015年7月時点で約18万UUあるようです。これだけ見ると、たいしてアクセス数稼いでないように見えますが、問題なのは伸び率です。
2015年4月まではほとんどアクセス数がないように見えます。訪問回数3,000Visits。
しかし、5月に入り60,000回(+2,000%)
6月には110,000回(+180%)と急激な右肩上がりを果たしています。
7月には180,000回(+167%)と依然右肩上がりです。
今までこのサイトの存在に気付かなかったのは、つい最近台頭してきたからなんですね。だから、有名サイトや企業などが対策できていなかったのかもしれません。
このまま「redo.me.uk」を放置していると、よりアクセスを増やして力を付けてくるかもしれません。非常に脅威的です。
標的は日本!?
次に、どこの国からのアクセスが多いのかを見てみました。
なんと日本からの訪問が86.85%!
日本のサイト、軒並み狙われています。
『site:redo.me.uk』でGoogle検索すると、日本語のサイトが大量に引っかかります。自分のPCの地域が日本に設定されているせいかもしれませんが、日本語のサイトが多いことがよく分かります。
どこからの流入が多いのか
現時点では、「redo.me.uk」への流入は検索エンジンからが79%と、ほとんどがオーガニック検索からのものになっています。
この完コピサイトがどんな成長戦略を描いているのかは知るよしもありませんが、他の流入経路にまで対応をしてきたらと思うと怖いですね。
本家サイトより先に検索結果に表示されることも
最後に、こわ~いお話。
「redo.me.uk」への流入が多い検索キーワードが何かを調べていたら発見したのですが、「無料映画動画館」というキーワードでGoogle検索すると、なんと1件目に「redo.me.uk」のサイトが表示されます。
もしかしたら、この「映画無料動画館」というサイトが実は過去のもので、キャッシュか何かを表示させたままになっているのではないかと思ったのですが、本家サイト「movie.blogto.jp」はちゃんと生きてました。
つまり、本家サイトの中の人はせっせとサイトを更新して頑張っているのに、検索エンジン経由の流入はほとんど「redo.me.uk」に流れてしまっているということです。
本家サイトのGoogle検索結果順位はまさかの53位で、もしかしたら本家なのにコピーサイト認定されて、順位が落ちているのかもしれません。怖い話です。
「redo.me.uk」への対策
調べた結果、新興サイトなのでどういう手法を使ってくるか未知数です。
あとは、記事がコピー扱いされないようにするためにも、Googleにいち早くインデックスしてもらうというのも一つの手になります。
WordPressをお使いであれば、プラグイン『PubHubSubsub』を使うのが良いと思います。他には、Google Search Consoleの「Fetch As Google」を使ってすぐにクロールしてもらうというのも良いと思います。
アクセス数の伸びが非常に脅威的なので、今後も「redo.me.uk」の動向をチェックしてみたいと思います。