1998年に発売されたPlayStationソフト「バイオハザード2」をベースに、多くのファンが待ち望んでいたフルリメイクタイトルとなる「BIOHAZARD RE:2」が2019年1月25日(金)に遂に発売されます!
そんな発売を間近に控えた1月11日から、体験版にあたる「BIOHAZARD RE:2 1-Shot Demo」がPlayStation Storeで配信が開始されましたので、今回遊んでみました。
私は当時PlayStationで遊びましたが、もう20年も過去の話なので非常に新鮮な気持ちでプレイすることができました!実際にプレイして感じた点などをツラツラと述べていこうと思います。
リメイク作品というよりもはやオリジナル作品レベル
まず一番初めに感じたことは、“フルリメイク”という言葉では収まり切れないほどのクオリティになっているという点です。
今回の体験版でプレイできたのが、ゲーム序盤の方で登場するラクーン警察署での一幕だったのですが、記憶の中にあるラクーン警察署とはもはや次元が別物。
当時はPlayStationでしたが今はその3世代後継機となるPlayStation4なので、当然と言えば当然かもしれませんが…(笑)
また、当時はスポットによってカメラワークが切り替わるビューだったのが、今作では三人称視点となっています。当然ながら見え方も大きく変わるので、これだけでも雰囲気はまるっきり変わってきますよね。
「バイオハザード7」ではシリーズ初の一人称視点が採用されましたが、やっぱり三人称視点の方がバイオハザードらしさがよく現れると感じました!(FPS視点ももちろん怖いんですけど)
過去最高の恐怖感を味わえる雰囲気
先ほどの述べた通り、カメラワークによる見せ方から三人称視点になったということもあり、薄暗い廊下を歩くだけでも恐怖を感じるようになったと思いました。
「バイオハザード2」はハードの性能に拠る部分ももちろんあったと思いますが、全体的に画面が明るかったんですよね。カメラワークで恐怖を上手く演出していたように感じます。
本作はTPS視点でのプレイと言うこと&建物やオブジェクトの作りもリアルと言うことも相まって、より臨場感が増しています!そして、全体的に暗い箇所が多いと感じました。
ほぼ真っ暗な場所ではライトを当てながら進むわけですが、光の届く範囲が限られているので非常に怖く感じました!
ゾンビも何もいない場所だとしても、視界が狭くて音の効果もあるために恐怖心が煽られますね…。
ゾンビの動きが多彩な上に強くて怖い
「バイオハザード」に登場するゾンビは第1作目から徐々に弱まっていたため、今となってはそれほど脅威に感じる存在ではないと思っていました。
動きも単調でしたし、走ってすり抜けるとか余裕でできましたし。あとグラフィックによるグロさとかもなかったですし。。。
それがRE2では、もうなんか本当にゾンビがそこに存在しているんじゃないかってくらいゾンビらしいゾンビがいっぱいいました!
ゾンビの動きってフラフラしてるのが基本だと思うのですが、そのフラフラ感に規則性がないんですよ!厳密に追及していけばもちろんあるとは思うのですが、今回プレイした感じだとその規則性を掴むことができませんでした。
バイオハザードと言えば弾薬の少なさが特徴でもあるので、なるべく発砲回数を少なく抑えるためにもゾンビの頭部を狙うじゃないですか。その頭部が激しくフラフラ動くので当てるのが大変なわけです。
焦れば焦るほど銃を無駄撃ちしちゃうし、その間にゾンビはこっちに近づいてくるし、恐怖を感じないわけにはいかないですよね…。
ちなみに「Re:2」では、ゾンビを一度倒しても個体によっては再び起き上がってくるものもいます。すり抜けがしにくい場面もあるため、ゾンビがかなり厄介な存在になっています。
ちなみに開発陣でのインタビューでも、「ゾンビを再び怖い存在にしよう」という想いが述べられていました!
Re:2ならではの新要素も追加されている
ラクーン警察署内を徘徊していて気付いたのが、窓ガラスをドンドンと叩き続けるゾンビの存在。
「おぃおぃ、これ窓割れられて入ってくるんじゃないのか…」と思っていたところ、「木材」なるアイテムを見つけます。
そう、この木材を使って窓を塞ぐことでゾンビの侵入を防ぐことができるようです!
窓から犬やゾンビが侵入してくるシーンは過去ありましたが、それはあくまで道を進むときのフラグでした。今回はちょっと違って、窓を塞げなければゾンビが追加で侵入しちゃうわけですね。
あと、ナイフに耐久値が存在するようになったのはかなり衝撃的でした。ゾンビにブッ刺すと、(引き抜くまで)手元からなくなっちゃうのには焦りましたね。
他にも、新たなエリアとして「孤児院」が登場したり、あのタイラントがプレイヤーを捜しまくるようになっていたりと、新しい要素も追加されているそうです。
オリジナル版のやり込み要素も盛り込まれる
細かい仕様などについては明らかになっていませんが、体験版の最後には「ハンク」の姿と「豆腐」の姿が確認できました。
「ハンク」というのは、バイオハザード2オリジナル版で、ザッピングの裏シナリオでSランクを取ることで解放される隠しシナリオ「The 4th Survivor」に登場するアンブレラ特殊工作隊隊員です。
とあるミッションを完了したハンクを操作して、行く手を阻むゾンビなどの敵を蹴散らしながら脱出ポイントを目指すというモードになっています。
また「豆腐」は、さらなる隠しシナリオとして用意されていたもので、豆腐の姿で関西弁を喋る謎の生物が登場するモード「The 豆腐 Survivor」
基本的な内容は「The 4th Survivor」と同じなのですが、豆腐はハンドナイフしか持っていないのが特徴になります。
ここら辺のゲーム性がオリジナル版と同様なのかどうかはちょっと分かりませんが、お楽しみ要素としてちゃんと入っているのはいいですね!
30分間のみプレイできるという体験版は面白かった
「バイオハザード7」では、体験版なのにアップデートされていきゲーマーの探求心をくすぐるという面白い仕様でした。体験版だけでもいろいろな要素が盛り込まれていたので、あれだけでも相当遊べました。
今度のRE2では「30分間だけ」プレイできるという時間縛りでしたが、これはこれで「もっと遊びたい」という気持ちを掻き立てられて面白い試みだと感じました。
もし未だプレイしていない方がいたら、サクッと遊べるボリュームなので発売前にプレイしておくことをおすすめします!(と言ってもそれなりに怖いので覚悟は必要ですが)
今のところ、「BIOHAZARD RE:2」は神ゲーの予感がします!
↑バイオハザード7に続き、今回もZバージョンと通常バージョンの2パターンで発売されます