日本でも多くの方が遊んでいるリアルタイムストラテジー(RTS)ですが、その中でも三国志をテーマにしたゲームが最も多いと言えます。
そんな三国志×RTSという組み合わせに、さらなる要素としてRPGが掛け合わさった新作タイトル「三十六計M」が2019年6月27日に日本でも配信開始されました。
今回はそんな新たな三国志スマホゲームを実際にプレイしてみて感じた特徴などをご紹介させてもらいます。
三十六計Mとは
- 中国で人気を博したブラウザゲーム「三十六計」のモバイル版
- 計策を獲得すると誰でも簡単に策を講じることができる計策コレクションRPG
- 三国志が世界が舞台で、三十六計を巡る争いが起こっているオリジナルストーリー
- RPG×リアルタイムストラテジーの要素を兼ね備えたゲーム性
- 歴史上活躍した計策に関する話が充実
- 三分された国のどこかに属し、同じ勢力に属する仲間と協力し合う
タイトルにもある三十六計が何か気になる人もいるかもしれませんが、これは「兵法三十六計」に由来しています。
兵法における戦術を六系統・三十六種類に分類した内容で、魏晋南北朝時代の中国の兵法書のことを指します。
この三十六の計策(計略)は、兵法三十六計に記載されている通りの同一名称でゲーム内に登場します!(計略がどのようにゲーム内で作用してくるかは後述させてもらいます)
ここからは、本作の特徴となるポイントごとに紹介していきます!
RPGだけで成り立つほどの作り込み
本作のゲームジャンルを1つに絞るとすれば、リアルタイムストラテジーや戦略シミュレーションといった言葉が妥当だと思います。
しかし、そんなジャンルの垣根を超越するほどのレベルでRPG要素がしっかりと作り込まれています!
三国志が舞台のオリジナルストーリーではありますが、みなさんご承知の数々の武将が登場します。
1つ1つクエストのように戦闘を繰り返しながら、随所に会話パートが挿入されます。
名武将と呼ばれる者たちを倒していきながら物語が展開されていくので、その名武将が出るたびにワクワクさせられます。
要所となる強敵と対峙する戦では、戦闘結果に応じて星がもらえます。その星に応じてアイテムがもらえるという仕組みは王道RPGそのものですね!
本作では特筆すべきはストーリーにおける戦闘システムではないでしょうか。
プレイヤーは前・中・後軍のどこかに武将を配置します。それぞれの武将によって兵装が異なる上に、武将自身のスキルも異なります。
現実同様に距離の概念が存在するので、どこに配置するかによって戦闘の勝敗に大きく左右してきます!
例えば前軍であれば、盾を持った兵士を従える武将を配置することで守りを高めることができます。
そして後軍であれば、距離があっても攻撃することが可能な弓兵が有利なわけです。
攻撃はターン制のように1ユニットごとに行われ、随所で武将ごとに用意されているスキルが発動されます。それも戦況を左右する要素となっています。
計略(計策)要素を含めた武将の育成要素の多様さ
計略というメニュー内にて確認ができますが、「戦闘計略」「産業計略」「国戦計略」といったカテゴリに分かれています。
戦闘計略には「苦肉計」「金蝉脱殻」「反間計」「樹上開花」「打草驚蛇」「以逸待労」などの計略があります。
ここでは「苦肉計」の説明を見てみようと思います。
2ターン目開始時、味方後軍が前軍に鞭を入れ、1回の通常攻撃を受けるが、毎回の攻撃時に500の固定ダメージ追加。効果持続は2ターン
つまり、この計略は全軍に影響する全体効果のようなものになるわけです。
さらに各計略は強化していくことが可能なので、昇格させていくことでこの効果を強めたり付加したりすることができます。
三国志の世界観をそのままに活かした要素としても、非常にうまく考えられたものだと感じました。
各武将の育成要素も充実していて、いわゆるRPGでいうレベルアップはもちろん、兵装に応じた基礎能力を高める「階級」、グレードを上げる要素が「昇格」、また武器や宝物の装備も可能になっています。
昇格する際も、星座をなぞるかのように少しずつ能力値を上げていくので成長している感が伝わってきやすい画面構成になっています。
何より、各武将のグラフィックが非常に緻密に描かれていてカッコいいのも特徴的と言えます!
三分された国同士で争われるリアルタイムストラテジー
三国志という世界観もあり、魏・濁・呉のうちどこに属するのかをまず選択します。
基本的には好きな国を選択して良いのですが、天命に従うことで宝玉を200もらうことができます。
まず目を惹くのが、自城の規模の大きさではないでしょうか。ゲーム序盤からでもドンと構えた自分の領地を見ると、なんだか誇らしい気持ちになります。
世界マップ上には、ストラテジーゲームとしてはおなじみと言える農田・植林場・採石場に加え、東夷夷族・南蛮夷族・西戒夷族・北狄夷族と4種類の夷族が点在しています。
国全体が表示したときはこのような感じで、都城・関城・郡城とが地続きで表示されます。
こうやってみると非常に広大な世界の中に居るのだなと改めて実感させられます!
三十六計Mに登場する武将たち
本作ではストーリーを追うごとに数々の武将が敵としても登場するのですが、各々が緻密なイラストが用意されており、特性やスキルが設定されています。
参考までにそれぞれの武将の紹介画面を掲載させてもらいます。
Twitter上のユーザーの声
ポジティブな意見
三十六計M 国盗り要素が強いので意外に面白いかも
街道とか隣接してないと攻められない
某有名メーカー監修の三国志は簡単に何処でも攻められるのも魅力だけどただ、グラがブラウザゲームっぽいし、ローカライズが中途半端、カルチャライズは多少考えた方が、残念なところ#三十六計M #新三国志
— 月神波瑠のつぶやき垢 (@hal_tsubuyaki) July 13, 2019
三十六計Mだいぶわかってきたな。
これ面白いぞ。— Aさん (@aaaA3t2y) July 10, 2019
三十六計で一番いいなと思ったのは「走為上」 勝ち目がなかったらすぐ逃げる 三十六計逃げるに如かずなんてことわざがあるけど三十六計自体に勝ち目がないなら逃げるべしと記されているのはおもしろい 何事も負けないことが大切
— 茶々丸 (@tyatyamaruuuuuu) June 26, 2019
ようやく!!!
上限までいったぁ!!頑張った甲斐があった(´;ω;`)#三十六計M pic.twitter.com/lEa26Cqzca
— 桜翔。@ (@0403_10121229) July 14, 2019
にゃーちゃん目当てで三十六計M始めたけど普通にはまってる
— Aさん (@aaaA3t2y) July 7, 2019
三十六計Mの鳳雛がとてもかっこいい
— 武田アル (@al06sirius) July 6, 2019
ネガティブな意見
三十六計Mぼちぼちやってる。とりあえずCVにゃ2人育ててるけど、あと1人の貂蝉までgetするとなるとかなりの課金が必要な気がするわね pic.twitter.com/V2C2Y3RG77
— ねむうさおじさん (@nemuusa13) July 17, 2019
こないだ落とした三十六計Mがなかなかにクソだったもので・・・。小喬は可愛かったけど
— 愛に生きる芽衣子(ミノリス) (@nameless0127) July 10, 2019
主君?君主?レベル確か23まで上げたけどあと何したら上がるの?!外に戦闘行くのも回数決まってるのとか辛いわぁwww
みんなどうやってるの?!www#三十六計#三十六計M— 🌸🐱紫幸(しゆき) (@hyakuju_no_ou) July 1, 2019
三十六計Mをプレイした感想
リアルタイムストラテジーとしての要素はもちろん、RPGとしてもしっかり作り込まれているタイトルだと感じました。
グラフィックも非常に綺麗でイラストにもボイスにも手抜きがないので、三国志に興味がない方でも楽しめる内容になっていると思います。
その反面、やれることが多岐に渡るがゆえに覚えるのが少し大変かもしれません。そこさえ気にならなければ幅広いユーザーにおすすめできます!
配信日 | 2019/6/26 |
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タイトル | 三十六計M |
ジャンル | 計策コレクションRPG |
Webサイト | 三十六計M公式サイト |
@keisaku36_Game | |
価格 | 基本無料(一部アイテム課金あり) |
対応端末 | iOS10.0以上(iPhone5S/iPad Air/iPad mini2以降/iPod touch第6世代以降) Android:4.4以上(RAM2GB以上) |