エヴァンゲリオンの世界設定と世界観:||考察のすべて

エヴァンゲリオンも初めて放送されてから約20年が経ちます。監督の庵野秀明氏も「シン・ゴジラ」の公開も終わり、新劇場版の最終作とされている「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」にも着手しているという話もあり、エヴァの話題で持ちきりになる日が早く来ないかとワクワクします。

そこで、2015年夏頃に【エヴァ無号機TV放送記念】と勝手に称して、非常にわかりにくいエヴァの世界設定についてのなるべく分かりやすくまとめてみましたので、その内容を一気にご紹介したいと思います!

エヴァの世界と現実の差異

新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd(セカンド)

そもそもエヴァンゲリオンの世界って、現代の日本のように見えるものの、微妙に異なっています。

基本的には、地球という星が存在し、日本国が主な舞台となって話が展開していることで間違いありません。しかし、割とすぐ気が付く範囲でも、下記のように現代の日本(地球)とは環境が異なっています

  • 東京都ではなく第3新東京市となっている
  • 季節は常に夏で、登場人物の制服は夏服
  • 海は赤く、海洋生物はほぼ全滅している(新劇場版のみ)

また、漫画・アニメだからとあまり気にしない人もいるかもしれませんが、設定もかなり疑問に思いませんか?アニメ版第壱話で、いきなり使徒が攻めてきて、エヴァンゲリオン初号機が登場します。そこから怒涛の如く話が進むんでいくので、もはや大前提の部分があまり気にならないのかもしれないですが(笑)

例えば、この辺って気にならないでしょうか。

  • 第壱話に登場した使徒が、なぜか第3使徒(サキエル)であること
  • エヴァを操縦できる人間は限定されていること
  • 話によく出てくるセカンドインパクトって一体何なのか
  • 使徒はなぜ第3新東京市を狙い撃ちしてくるのか

他にも色々気になる点はありますが、エヴァンゲリオンの世界設定はかなり奥深いです。

エヴァの設定や世界観は作品を一度見ただけでは理解できない

私も充分考察が済んでいる訳ではないのですが、これまでアニメ版・劇場版・ゲーム・新劇場版と見て、ゲームもやって、本やWebの情報を色々と見てきました。

しかし、公式の情報が多くなく、完全なるエヴァの世界設定って分からない部分が多いんですよね。そのため、考察をする人が多数いて、その考察をもとに「この設定・世界観・ストーリーで合っているだろう」という合意形成が出来ていました。

ただ、かなり詳しくまとめている方はいるものの、わりと情報が散らばっているのが現状です。あと、エヴァ初心者が読んでも、話が断片的だったり、ある程度の前提知識を求められるため、分かりにくい部分が多いかもしれないと感じました。

だから、初回放送から20年経った今でも「エヴァは難しい」「よくわからない」と言われてしまうのだと思います。

そこで、実際のエヴァンゲリオンの中の話と、これまで多くの方がされた考察や自分なりの考えを含めて、「エヴァンゲリオン第壱話より前の世界設定」をまとめ上げたいと思います。

※この考察は、原作・アニメ版・劇場版・新劇場版・ゲームや書籍などをもとに、これまで多くの人がエヴァの世界を探るために繰り広げられた議論や考察を参考にしています。そのため、解釈や考察の多くに非公式な点を含みます。なるべく合意形成がされているであろう内容で語っていますが、私個人の考察も含みますので、その点をご了承ください。

※新劇場版だと顕著なのですが、世界設定が同じエヴァでも異なることがあります。今回は、アニメ版を主軸として考えています。




エヴァンゲリオンの世界の始まり

旧約聖書の「アダム」と「エバ」

エヴァンゲリオンの舞台は地球です。それは、我々が住む地球のことを指していると考えられます。

ちなみに、我々が住む地球に初めて誕生した生命体(生命の起源)がなんなのかは諸説あるのでここでは触れませんが、エヴァでの地球の生命体の起源では、旧約聖書に出てくる「アダムとエバ(イブ)」が名前のモチーフになっていると考えられます。

ちなみに、「アダムとイブ」という表記で習った方も多いかもしれないですが、実際はヘブライ語で「ハヴァ」と発音するらしく、エバ・エヴァ・イヴ・イブという読みに繋がっているようです。新共同訳聖書の表記では「エバ」となっています。

旧約聖書では、この「アダム」と「エバ」がエデンの園に置かれ、「善悪の知識の木」云々の話があり人間の誕生について触れられていますね。

エヴァの世界の生命の起源は?

エヴァの世界では、宇宙に初めて誕生した知的生命体は、地球以外のどこかに存在しているとされています。その知的生命体(第一始祖民族)が、宇宙に生命の種を蒔いたのですが、それが地球にも飛来してきたというのが始まりになります。ちなみに蒔いた種は、「白き月」と「黒き月」という2種類になります。

本来、各星には「白き月」か「黒き月」、どちらか一つの月が飛んでくるはずだったのですが、地球には幸か不幸かその2種類両方が落ちてきます。

まず、大質量隕石が地球に衝突するのですが、その隕石が砕け散り、隕石の中から「白き月」がはじけて飛んでいきます。その「白き月」は今の南極大陸の場所に落下します。

ちなみにこの「白き月」には、「アダム」が入っていました。(アニメでも「アダム」は胎児のような形で登場していますが、この時の「アダム」は大きく形が異なります)

そしてその後、また別の大質量隕石が地球に衝突します。これは「ジャイアントインパクト」と呼ばれていて、この衝突により地球に月が誕生しました。衝突した隕石が地球の衛星になったようです。

ちなみに、この「ジャイアントインパクト」が「ファーストインパクト」になります。そして、この隕石の中身は「黒き月」であり、その中には「リリス」が入っていました。




「白き月」と「黒き月」、「アダム」と「リリス」とは?

「白き月」と「黒き月」は、大きな球体の物体です。そして、それらの中に「アダム」と「リリス」が居たわけです。

ちなみに、「白き月」の中には数十メートルもある巨大な生命体である「アダム」と、「裏死海文書」が入っていたとされます。

この「アダム」は地球の始祖であり、第一使徒と呼ばれます。「リリス」も始祖であり、第二使徒と呼ばれます。「アダム」は、第三使徒サキエルから第十六使徒タブリスまでの生命体を生みます。一方、「リリス」は第十八使徒である「リリン」を間接的に誕生させます。

本記事では当初ロンギヌスの槍は「白き月の中にあった」と記載させて頂いておりましたが、「死海で見つかった」が正しい設定になります。ここに訂正致します。ワク様ご指摘ありがとうございました!

「リリス」は人間である「リリン」を作った

ちなみに作品の中でも、「リリス」は登場します。ネルフ本部の地下に広がるターミナルドグマに、白くてぶよぶよしてて目みたいなのがいっぱい付いた生命体、あれが「リリス」です。初めは「アダム」だとされていますが、実際は「リリス」なんです。ちなみに「リリス」から液体が流れているのが分かります。

この「リリス」が流す液体を「L.C.L」と呼び、この液体は生命のスープとされています。作品の中にもよくL.C.L.が出てきますね。そう、エントリープラグを満たすオレンジ色した液体です。

この液体が地球全体に広がっていき、化学変化を繰り返して、進化の過程である生命体を数十億年掛けて誕生させ、最終的に「リリン」つまり人間の誕生に繋がります。

登場人物の整理

だいぶ話がややこしいと思いますので、ここまでに登場してきた人物…というかほとんどが使徒ですが(笑)、整理しておきたいと思います。

  • アダム:地球に初めて降り立った生命体。第三使徒~第十六使徒を作った。第一使徒。
  • リリス:地球第二の生命体であり、「リリン」を作り出した存在。第二使徒。
  • リリン:人間のこと。第十八使徒。
  • 第三使徒~第十六使徒:「アダム」が創りし生命体。

ちなみに第十七使徒は、この段階では存在するものの誕生していません。なぞなぞのようですが、なぜかは後程出てきます。




【次回】「使徒と人間が戦う理由」使徒はなぜ攻めてくるのか
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30代半ばの1児の新米パパ。5歳からファミコンを始めて今では立派なおっさんゲーマー。ネットワークなどのITインフラ全般、WEBシステム系の開発やディレクション、データ分析など色々やってるエンジニア。 当ブログ【時機到来】はおかげさまで毎月100万回以上読まれています。 お問い合せはこちら
 

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